fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」(2019)を見る。ミステリー。

f:id:fpd:20201120203637p:plain f:id:fpd:20201120205419p:plain


ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」(原題:Knives Out、2019)を見る。アガサ・クリスティーの「オリエント急行殺人事件の」のポワロ探偵の謎解きミステリーに似ているなと思ったら「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」監督のライアン・ジョンソンが“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーに捧げ100%オリジナル脚本で撮り上げたというのだ。

宣伝文句は、一瞬先も読めない、巧みなストーリーテリング。オールスターキャストたちの役との奇跡の一体化。究極のハイテンション・ノンストップ・ミステリーが誕生!と仰々しい。映画批評サイトのロッテントマトで批評家/観客共に満足度96%という驚異の数字を叩き出した本作。

出演は、事件の被害者である富豪のミステリー作家ハーランにクリストファー・プラマー。プラマーは、この作品の前に「ゲティ家の身代金」という映画で、やはり大富豪を演じていて、役柄が重なる。

f:id:fpd:20201120203738p:plain

事件の謎を解く個性的な名探偵ブノワ・ブランには、ジェームズ・ボンド役でおなじみのダニエル・クレイグ。さらに「アベンジャーズ」シリーズのキャプテン・アメリカ役、クリス・エヴァンスが一族の問題児を怪演。そのほかジェイミー・リー・カーティストニ・コレットマイケル・シャノンドン・ジョンソン、アナ・デ・アルマスと、かなり“クセ者感”のある実力派たちが勢揃いした。

・・・

NY郊外の館で、巨大な出版社の創設者ハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)が85歳の誕生日パーティーの翌朝、遺体で発見される。 警察はハーランの死因を自殺と認定するが、正体不明の者が私立探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)を雇い捜査を依頼する。

f:id:fpd:20201120205447j:plain f:id:fpd:20201120205512j:plain

f:id:fpd:20201120203827p:plain

ブランはハーランが家族と緊張関係にあったことを知る。ハーランは実の娘リンダの夫であるリチャードの不倫をばらすと脅していたし、義理の娘ジョニへの小遣いは猫ばばを理由に減らしていたし、次男ウォルターは出版社をクビになっていたし、孫のランサムとは言い争いをしていた。

ブランの知るところではなかったが、パーティーのあとでハーランの看護師マルタ・カブレラが誤っていつもの薬の代わりにモルヒネを致死量以上注射してしまうが、解毒剤が見つからず、そのままでは数分の命となる。マルタを守るため、ハーランはニセのアリバイを作るようマルタに指示する。マルタはハーランの指示通りに事を運ぶが、ハーランの年老いた母親がマルタを目撃しランサムと勘違いする。

マルタはウソをつくと必ず吐いてしまう癖があるため、ブランが尋問する際に真実は述べるのだが全ては明かさない。ブランは彼女に捜査への協力を求める。敷地を捜索する際に、マルタは証拠を隠滅しようとする。

ハーランの遺書が明らかにされる。それにはマルタに全財産を与えると書いてあり、マルタはもとよりハーランの遺族も動揺する。遺族はマルタをなじるが、ランサムの助けで逃げ出す。ランサムはマルタを説得して告白させ、遺産から分前をもらう約束で協力を申し出る。残りのスロンビー一族はマルタに相続放棄するよう説得しようとする。ウォルターはマルタの母親が不法移民であることをばらすと脅すのだった・・・。

f:id:fpd:20201120203926j:plain f:id:fpd:20201120204002p:plain

・・・

ミステリー特有のミスリード的な描写があって、予想外の結末に進んでいく。遺産相続を巡る争いは、古今東西同じで、「犬神家の一族」「女系家族」などがあるが、遺書に意外な人物の名前が記されていて、全員が驚愕するのだ。

時系列で真相が明らかになっていくミステリーで、面白かった。

ダニエル・クレイグの探偵役だが、劇中では「南部訛り」と一族から指摘されやや小ばかにされていたが、やや誇張した話し方が気になった。ジェイミー・リー・カーティスは、風貌があまりにも変わり果てていて、わからなかった。

クリストファー・プラマーも現在90歳で、12月に91歳。俳優としては現役最高齢の一人ではないか(クリント・イーストウッドよりも1歳上)。

 

主な登場人物:

■ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ):

名探偵。匿名の人物からの依頼で事件を捜査する。

■ハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー):

ミステリー作家。85歳の誕生パーティの翌朝に遺体で発見される。

■メーガン・“メグ”・スロンビー(キャサリン・ラングフォード):、

ハーランの孫。ニールとジョニの娘。大学生。

■ジェイコブ・スロンビー(ジェイデン・マーテル

ハーランの孫。ウォルトとドナの息子。

■ドナ・スロンビー(リキ・リンドホーム

ウォルトの妻。

■フラン(エディ・パターソン

ハーランの家政婦。ハーランの遺体を発見する。

■アラン・スティーヴンス(フランク・オズ

ハーランの弁護士。

■ワネッタ・“グレート・ナナ”・スロンビー(K・カラン):

ハーランの母親。年齢不詳(息子が85歳なので100歳は超えているはず)。

■ヒュー・ランサム・ドライズデール(クリス・エヴァンス):

ハーランの孫。リンダとリチャードの息子。問題児でハーランの遺産相続人から外される。

■マルタ・カブレラアナ・デ・アルマス):

ハーランの献身的な看護師。嘘をつくと必ず吐いてしまう体質。

■リンダ・ドライズデール(ジェイミー・リー・カーティス

ハーランの長女。リチャードの妻。不動産業界の大物で会社経営。

■ウォルター・“ウォルト”・スロンビー(マイケル・シャノン):

ハーランの次男。ドナの夫。父親の出版社のCEOだがクビを宣告される。

■リチャード・ドライズデール(ドン・ジョンソン

リンダの夫。浮気をしていることをハーランに知られている。

■ジョニ・スロンビー(トニ・コレット)

ハーランの亡き長男ニールの未亡人。ライフスタイル・グルインフルエンサー。金銭的に困窮している。

■エリオット警部補(ラキース・スタンフィールド):

地元の刑事。

■ワグナー巡査(ノア・セガン):

捜査に加わった警官。ハーラン作品のファン。