映画「ジョーカー」が、R指定作品として世界累計興行収入記録を塗り替えたという。米バラエティが報じた。
米ワーナー・ブラザース製作・配給による「ジョーカー」は、DCコミックス屈指の人気キャラクター「バットマン」の宿敵であるジョーカーの誕生秘話を「ハングオーバー」シリーズのトッド・フィリップス監督、ホアキン・フェニックス主演で映画化した。
10月4日から全世界同時公開。北米ではオープニング興収約9350万ドルの爆発的スタートを切った。2週目の週末も5500万ドルで首位を守りV2を達成。
公開3週目の週末には「マレフィセント2」に首位の座こそ明け渡したものの、現在までに北米で2億5860万ドル、その他の地域で5億2950万ドルを稼ぎ出して全世界累計興収を7億8810万ドル(約857億円)とし、史上最高の興行収入を挙げたR指定映画のタイトルを手にした。
同作の製作費は推定6250万ドルと、コミック原作の映画化作品としては近年まれに見る低予算。史上最も利益性の高いスーパーヒーロー映画というダブルタイトルを獲得するのも間近だと、同紙はみている。
「ジョーカー」による新記録樹立を受け、これまで全世界累計興収7億8500万ドルで、R指定作品歴代1位の座を誇っていた「デッドプール2」(2018)の主演俳優ライアン・レイノルズは、さっそく自身のTwitterに悔しまぎれのお祝いメッセージを投稿。
ちなみに、R指定作品の全世界累計興収トップ5は「ジョーカー」「デッドプール2」以下、「デッドプール」(7億8200万ドル)「マトリックス・リローデッド」(7億3860万ドル)「ITイット”それ”が見えたら、終わり。」(6億9700万ドル)となっている。
「ジョーカー」が、まさにDCの切り札になっているようだ。
コメディとは程遠い、哀しみの”笑い”の表情のジョーカーだが、インパクトはある。
■「ジョーカー」記事:
映画「ジョーカー」(原題:Joker, 2019)を見た。ホアキン・フェニックスが怪演。 - fpdの映画スクラップ貼