「まずい棒」は棒状のスナック菓子。
食品らしからぬ商品名は「このままでは経営がまずい」ことを表現。
銚子電気鉄道は収入の約7割が「ぬれ煎餅」の販売によるもの。「もはや鉄道会社ではなく、せんべい屋と言われている」と自虐するほど。
だが、近年は「ぬれ煎餅」の売行きが不振な上、国の補助金も減少しており、危機的な状況に陥っているという。
そこで、同社が夏に実施している「お化け屋敷電車」の企画・演出を担当する怪談蒐集家の寺井広樹氏が「ぬれ煎餅に続くヒット商品を」と「まずい棒」を考案。
ホラー漫画の重鎮である日野日出志氏がパッケージを手がけた。
肝心の中身について、同社は「まずいものをお客様に販売する訳にはいきませんので正直、美味しいです」とPRする。
当初はコーンポタージュ味のみだが、今後バリエーションを増やしていく考えだ。価格は15本セットで600円、バラ売りは1本50円。明治の「うまか棒」(アイスキャンディ)にあやかったようなネーミングだが、うまい棒になるかどうか。
8月3日18:18分発売開始には「破産(8・3)いやいや」という意味を込めている。「鉄道会社だが”自転車操業”」と社長はダジャレを言っていたが、7年連続で赤字。
この1年も売上が5億円だが、5,000万円の赤字という。
銚子電鉄あるいは銚電、CDKと略称される。1922年の創業。
このままでは、確実に”脱線”しそうだが、”まずい”状況から脱出することができるか、大きなかけに打って出る。
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