このドラマは、毎回、ワケアリ主婦の菜美(綾瀬はるか)の子供の頃のエピソードが小出しに紹介される。小学校の時から、子分格の女の子供たちを引き連れ、ボスとまわりから恐れられていて、男の子供も、”ボス”がやってくると逃げてしまう。喧嘩も強い。「詳しいことはおいおい話すとして・・・」という本人のナレーションで、話がスタートする。
ある日、菜美(綾瀬はるか)と街で出会った主婦・理沙(小野ゆり子)は幼稚園のママ友にいじめられていることを告白する。理沙はボスママの貴子(青木さやか)に立ち向かうため、菜美、優里(広末涼子)、京子(本田翼)と特訓を始める・・・。
走ったり、屈伸をしたりする綾瀬はるかだが、開脚もできる柔らかさには驚いた。
凄いの一言。アクションシーンが、それを前面に押し出しているわけではないが、ビシバシと小気味いい。まさに”ワンダーウーマン”だ。
ママ友のボス役は、真っ赤な口紅で、常に数人を従え、狭い社会で威張っているお山の大将の青木さやかが、憎たらしい意地悪女。公園を取り仕切っていて、”新人”を見つけると、いびり始める。猿山のボスザルか(笑)。
スーパーでも因縁をつけてくるボスママ(青木さやか、右)
ボスママについていた、主婦たちも、だんだん嫌気がさし、一人、ふたりと去って行き、「そして誰もいなくなった」状態に。ボスママに離婚を突きつけて出て行ったダンナは、正解だったろう。
そのボスママも、かつては孤独を味わった菜美(綾瀬はるか)の一言一言に改心し、いじめていた主婦・理沙に謝り、以来親友になったとさ・・・といったストーリーだった。1話完結。 綾瀬はるかが、カンフーアクションも見せて、どんどん境地を広げて「ラブコメ」女王だけじゃない、と進化している印象。