昨年は特に台頭が目立った優秀アニメーション作品賞には、旋風を起こした新海誠監督のアニメーション映画「君の名は。」や、のん
の声優も話題を呼んだ「この世界の片隅に」などが選出された。最優秀賞は3月3日に都内で行われる授賞式で決定する。
宮崎あおいと広瀬すずは、それぞれ優秀主演女優賞と優秀助演女優賞でW受賞となった。同賞の司会は、昨年の「日本アカデミー賞」で最優秀主演女優賞を受賞した安藤サクラ、男性は日本アカデミー賞協会組織委員会副会長の西田敏行が4年連続で務める。
の声優も話題を呼んだ「この世界の片隅に」などが選出された。最優秀賞は3月3日に都内で行われる授賞式で決定する。
宮崎あおいと広瀬すずは、それぞれ優秀主演女優賞と優秀助演女優賞でW受賞となった。同賞の司会は、昨年の「日本アカデミー賞」で最優秀主演女優賞を受賞した安藤サクラ、男性は日本アカデミー賞協会組織委員会副会長の西田敏行が4年連続で務める。
今回の選考対象は、2015年12月16日~2016年12月15日の期間に東京地区の商業映画劇場にて有料で初公開され、1日3回以上、かつ2週間以上継続して上映された40分以上の作品。
「第40回日本アカデミー賞」優秀賞の主な受賞結果は以下の通り。
■優秀作品賞 (太字=fpd予想) ●受賞
『怒り』
『家族はつらいよ』
● 『シン・ゴジラ』
『湯を沸かすほどの熱い愛』
『64-ロクヨン-前編』
■優秀アニメーション作品賞
『君の名は。』
『聲の形』
●『この世界の片隅に』
『ルドルフとイッパイアッテナ』
『ONE PIECE FILM GOLD』
■優秀監督賞
●庵野秀明(総監督)/樋口真嗣(監督)『シン・ゴジラ』
新海誠『君の名は。』
瀬々敬久『64-ロクヨン-前編』
中野量太『湯を沸かすほどの熱い愛』
李相日『怒り』
■優秀主演男優賞
綾野剛『日本で一番悪い奴ら』
岡田准一『海賊とよばれた男』
●佐藤浩市『64-ロクヨン-前編』
長谷川博己『シン・ゴジラ』
松山ケンイチ『聖の青春』
■優秀主演女優賞
大竹しのぶ『後妻業の女』
黒木華『リップヴァンウィンクルの花嫁』
広瀬すず『ちはやふる-上の句-』
宮崎あおい『怒り』
●宮沢りえ『湯を沸かすほどの熱い愛』 (予想的中)
■優秀助演男優
竹原ピストル『永い言い訳』
●妻夫木聡『怒り』
東出昌大『聖の青春』
森山未來『怒り』
リリー・フランキー『SCOOP!』
■優秀助演女優賞
石原さとみ『シン・ゴジラ』
市川実日子『シン・ゴジラ』
●杉咲花『湯を沸かすほどの熱い愛』
広瀬すず『怒り』
宮崎あおい『バースデーカード』
■新人俳優賞
杉咲花『湯を沸かすほどの熱い愛』
高畑充希『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』
橋本環奈『セーラー服と機関銃-卒業-』
岩田剛典『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』
坂口健太郎『64-前編-』『64-後編-』
佐久本宝『怒り』
千葉雄大『殿、利息でござる!』
真剣佑『ちはやふる-上の句-』『ちはやふる-下の句-』
・・・
日本アカデミー賞は、大手映画会社の思惑に左右されがちな賞といった傾向がある。キネマ旬報などのような選考では、大ヒットしない地味な佳作が選ばれるが、日本アカデミー賞は、製作サイドが大手映画会社やテレビ局であり、選者が、その関係者などが多いようで、選考が公正かどうか。悪く言えば持ち回りではないかという意見もある。
最多部門でノミネートされた「怒り。」などは、李 相日(イ・サンイル)監督が3年に一度作品を発表し、ほとんどが秋に公開され、明らかに賞狙いの作品とみられる。寡作監督で過去に「フラガール」「悪人」「許されざる者」とすべて賞に絡んでいる。
個人的には「怒り。」はそれほどの作品とは思わないので、独占するようだと、それこそ怒りの湯が沸いてきそうだ(笑)。優秀作品賞にノミネートされた5作品の内、唯一未見だが、地味ながら評価の高い「湯を沸かすほどの熱い愛」が選ばれるようだと、日本アカデミー賞も変わったなと評価できるのだが。
「永遠の0」が賞を独占したことがあったが、同じスタッフで作った「海賊と呼ばれた男」が作品賞に今回選ばれていないのが不思議だ。優秀主演男優賞に岡田准一は名を連ねているが。
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