雑誌「BRUTUS」の表紙に「沁みる映画。」として「ニュー・シネマ・パラダイス」のトト少年の写真が出ていたとあれば、”買わない選択肢はない”ので、出かけたついでに書店で購入(880円)。
中身を読んでいくと、全国の映画館に通う映画好きに訊いた「沁みる映画ランキング!」というもので、ブルータスが実施した4万通のアンケート結果を紹介している。
ベスト10を見てみると、1位が「ニュー・シネマ・パラダイス」6位「ショーシャンクの空に」同点10位で「ライフ・イズ・ビューティフル」など納得の映画が含まれている。
ただし2位から4位は、往年の名作ではなく、なんと2020年代の作品が入った。ベスト3が「20代以下」と「60代以上」で完全に分かれていた結果だった。当然といえば当然だが…。
■「20代以下のべスト3」
1位:「aftersun/アフターサン」(2022)
2位:「PERFECT DAYS」(2023)
3位:「Coda コーダ あいのうた」(2021)
■「60代以上のベスト3」
1位:「ニュー・シネマ・パラダイス」(1989)
2位:「ショーシャンクの空に」(1994)
3位:「砂の器」(1974)
ということで、ランキングの2位~4位は、20歳以下の得票数が固めたといえる結果となった(2位:「PERFECT DAYS」3位:「aftersun/アフターサン」4位:「Coda コーダ あいのうた」となった。
「ニュー・シネマ・パラダイス」といえば、ブログ友のguchさんとのやり取りを思い出す。guchさんがまだオーストラリアに住んでいた時に、この本は面白いからと海外から送ってくれたのが「キネマの神様」(原田マハ著、文春文庫)だった。
そして、この本の中で、ラストは号泣に近いほど感動したが「名画座で”人生最良の名画ベスト1”映画の特別上映会が開催される。」という記述があり、その映画こそ「ニュー・シネマ・パラダイス」だった(ただし作品名は書いておらず、文章からわかった。写真もヒントになっていた)。
この本の中で「この映画は、著名評論家がアメリカで50年以上に及び数万本見た映画の中のベスト1映画であり、日本の80歳近いおっさんも必ずや「やっぱり!」と納得する映画だという触れ込みで、特別上映会には、題名を隠して上映会が催されるのである。
家族など最も身近な人や仲間と、最高の映画館で、一緒に見ようと企画されたイベントだった。」のだった。
2017年にYahooブログで「最も泣いた映画」投票で、堂々1位にもなった作品。
「はてな」の「映画」グループランキングでおなじみの5人衆が1位~5位を独占。
ぴくちゃあさん、たっふぃーさん、fpd、べべちゃん、八点鐘さん。
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