今日は「第41回日本アカデミー賞」授賞式が開催される。
3日後のアカデミー賞と比べると、関心度は低く映画界うちわの催しの印象。
年に一度のお祭り。
4年前に北野武が「日本アカデミー賞最優秀賞は松竹、東宝、東映、たまに日活の持ち回り。それ以外が獲ったことはほとんどない。アカデミー賞の会員なんてどこにいるんだ」と発言したが、大手映画会社の持ち回りではないかという批判もあった。
ノミネートという言葉を使わずに「優秀賞」とすることで、最優秀がとれなくても、すでに受賞という”名誉”を与えて、四方八方に気を配っているのではと勘ぐってしまう。
今年の助演女優賞にノミネート(優秀賞)されている北川景子(「探偵はBARにいる3」)の票は組織票では・・という疑念があるという記事があった。ほかの4人と比べて余りにも演技に見劣りがするというのだが・・・。映画会社の社員にアカデミー会員が多くいるので、「北川景子は現場で頑張っていたから盛り上げよう」ということらしい。
「君の膵臓をたべたい」
「三度目の殺人」
「関ヶ原」
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
「花戦さ」
赤字: 獲得(結果)
作品賞:
■「三度目の殺人」
■「関ヶ原」
■「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
■「花戦さ」
9月9日に公開された是枝裕和監督作品「三度目の殺人」は、追えば追うほど逃げていく真実に弁護士・重盛が挑むというもの。人は人を裁けるのか――。その答えは映画の中で出たのか? カンヌを熱狂させた「そして父になる」から4年、是枝監督と主演・福山雅治が再びタッグを組んだ。
勝つために真実すら二の次と割り切る弁護士の視点から、供述を二転三転する容疑者の真意を考え、想像し、真実を追っていく法廷心理サスペンス。 是枝監督は優秀監督賞と脚本賞をW受賞。作品全体では音楽賞、撮影賞、照明賞などを含めた計10部門を受賞し、最多受賞作品。
映画「関ヶ原」は、司馬遼太郎の小説を映画化。主人公の石田三成役の岡田准一のほか、豪華キャストが脇を固めている。最多タイの10部門を受賞。岡田が主演男優賞、役所広司が助演男優賞。音楽賞、撮影賞なども受賞。 舞台は戦国史上最大の合戦、関ヶ原の戦い。悪として語られることの多い西軍の将・石田三成が自らの正義を信じ、愛と義を貫いた生き様が描かれている。
「君の膵臓(すい臓)をたべたい」は、本屋大賞第2位の大ヒット小説、住野よる原作の実写映画。アニメ映画化も決定し、2018年秋に公開を控える「君の膵臓をたべたい」。膵臓の病を患い、余命少ない女子高生・山内桜良と、彼女の病気を知る唯一のクラスメイトとなった「僕」の交流が綴られた青春ドラマ。一見ホラー映画のようなタイトルだが、良い意味で裏切られる!と話題の感動作。
監督賞:
■是枝裕和「三度目の殺人」
■廣木隆一「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
第41回の優秀監督賞受賞者は、最多タイ10門受賞の2作品から是枝裕和と原田眞人、黒沢清、篠原哲雄、廣木隆一の5名。是枝監督は「海街diary」で第39回の最優秀監督賞に輝いているため、今回は2度目の受賞なるか。 海外の評価が高く、フランスで爆発的な人気を誇る黒沢清監督が、日本でも大きな賞を受賞するかにも注目。
主演男優賞:
■大泉洋(『探偵はBARにいる3』)
■佐藤健(『8年越しの花嫁 奇跡の実話』)
■藤原竜也(『22年目の告白―私が殺人犯です―』)
主演女優賞:
■蒼井優(『彼女がその名を知らない鳥たち』)
■土屋太鳳(『8年越しの花嫁 奇跡の実話』)
■西田敏行「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
■西村まさ彦「家族はつらいよ2」
■村上虹郎「武曲 MUKOKU」
■役所広司「三度目の殺人」
■尾野真千子「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
■夏川結衣「家族はつらいよ2」
■広瀬すず「三度目の殺人」
今年は「三度目の殺人」が中心だった。
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