<span itemprop="headline">映画「マグニフィセント・セブン」（「荒野の七人」リメイク）来年1月27日公開。</span>

「マグニフィセント・セブン」は来年1月27日に公開される。「荒野の七人」（１９６０年）のリメイク作品。巨匠・黒澤明はジョン・フォード監督を尊敬し、人間の弱さと人の心にある善と英雄を描く西部劇に感化されたという。その黒澤監督の傑作「七人の侍」（１９５４年）は、逆にハリウッドの映画人に多大な影響を与えてきた。

「七人の侍」を翻案した「荒野の七人」はユル・ブリンナーを筆頭に、この映画でブレイクしたスティーブ・マックイーンやチャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーンという今は亡きスターやロバート・ヴォーンなどがガン・プレーを競った名作となった。

この後、第２作「続・荒野の七人」（原題：Return ob the Seven,1

966)、第3作「新・荒野の七人　馬上の決闘」（原題：Guns of the Magnificent even, 1972)、第4作「荒野の七人　真昼の決闘」（原題：The

Magnificent Seven Ride, 1972)といった続編が作られた。その間にSF「ウエストワールド」（原題：Westworld, 1973）では「荒野の七人」の主役クリスの扮装でユル・ブリンナーが出演。今回リメーク「マグニフィセント・セブン」が完成、9月に全米で封切られ、初登場1位を記録した。

　　 「マグニフィセント・セブン」予告編

7人は、賞金稼ぎ、ギャンブラー、スナイパー、ハンター、暗殺者、流れ者、戦士、という個性豊かな面々で、拳銃、斧、ナイフ、弓矢などそれぞれの武器を手に、悪に立ち向かおうとする鋭い眼光は、あのクリス（「荒野の七人」のユル・ブリンナー）を彷彿とさせるようだ。

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英雄として葬られた４人のアウトローの墓は「七人の侍」を思い起こさせる。　　　　米国西部の町を牛耳ろうとする悪徳実業家ボーグ（ピーター・サースガード）は、教会を焼き払い、立ち向かう住民を虐殺する。夫を殺されたエマ（ヘイリー・ベネット）は「正義のため、復讐はその手段」と賞金稼ぎの黒装束のガンマン、チゾルム（デンゼル・ワシントン）に冷血漢ボーグ一味を抹殺するよう依頼する。