「この女優の3本」(外国編)の第一弾は、日本での公開が8年ぶりとなる新作が間もなく公開されるレニー・ゼルウィガー(47)。
今朝の情報番組「ZIP」(日本テレビ系)で、日テレの招待で、レニー・ゼルウィガー(レネーの表記もあるがレニーに統一)が番組に出演していた。最新作「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」(原題:Bridget Jones's Baby、2016)公開(10月29日)を控えてPR来日したようだ。
レニー・ゼルウィガーの出演映画が日本で公開されるのは実に8年ぶりとなる。
2008年の「かけひきは恋のはじまり」(原題:Leatherheads)以来であり「たった一人のあなたのために」(My One and Only, 2009)「ケース39」(Case 39, 2010)はいずれも日本未公開。
この数年間、ゼルウィガーについてニュースで伝わってきたことは、激ヤセ、激太り、顔が変形して見分けがつかない、などネガティブな情報が多かった。
もう「あの人はいま」になってしまったのか、あの太っちょで(といっても映画の役作りのために6キロ以上も太った)キュートなブリジット・ジョーンズは期待できないのかと思ったが、今回の映像を見て、間違いなくあのブリジットだと安心した。
1969年4月生まれの47歳というが、取材インタビューアの前に登場するときのおどけたポーズなど、キュートさは健在だった。数年以上の映画界における空白がウソのように、レニー・ゼルウィガーは、若々しかった。声もハスキーがかっていい。
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前置きはこれくらいにして、レニー・ゼルウィガーの3本として選んだ作品は以下の
3作品。あくまでも個人的なチョイス。
第3位:「コールド・マウンテン」(原題: Cold Mountain、2003)
・・・南北戦争を背景にした純愛ドラマ。原作はチャールズ・フレイジャーの同名小説。この映画でレネー・ゼルウィガーはアカデミー賞助演女優賞受賞。ゴールデン・グローブ賞助演女優賞、 英国アカデミー賞助演女優賞なども受賞し、完全に主演のニコール・キッドマンを喰ってしまったほど。言葉に訛りがあり野性味のある役を演じた。もちろん、ニコール・キッドマンは貴族の上品さ、気品にあふれていたが・・・。
第2位:「シカゴ」(原題:Chicago, 2002)
「ブリジット・ジョーンズの日記」とは別人のようにとにかく細くなったレネーが演じたロキシー・ハートは、金髪で、マリリン・モンローを彷彿とさせるお色気があった。
レニー・ゼルウィガーのほか、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、リチャード・ギア等が出演した華やかなミュージカル映画で、作品賞をはじめ、その年のアカデミー賞で数々の賞を受賞。00年代の代表的なミュージカル映画となった。米倉涼子が舞台(ニューヨーク、国内)の「シカゴ」で演じたのは、レニーが演じたロキシー・ハート役だった。女優にとっては魅力的な役のようだ。
第1位:「ブリジット・ジョーンズの日記」(原題:Bridget Jones’s Diary, 2001)
当初、アメリカ人のレニー・ゼルウィガーがイギリス人ブリジットを演じることに批判もあったようだが、ゼルウィガーはイギリス英語を特訓、大幅に体重を増やしてブリジット役に取り組み「等身大の独身女性」を描いたと高い評価(アカデミー主演女優賞候補など)を得た。
特に、太めで身体的なコンプレックスがあり、懸命に努力してもドジってしまうところなどが、同世代女子から共感を得て大ヒットした。お茶目で、悩みは万国共通というところがよかった。男女問わず、応援したくなるような雰囲気を漂わせていた。
次点として「恋は邪魔者」(原題:Down with Love, 2003)を挙げたい。
ラブ・コメでのコメディエンヌぶりは、メグ・ライアンに負けていなかった。
新作予告編
「この女優の3本」は不定期に気分次第で紹介の予定。
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