fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">ドラマ「下町ロケット」がますます面白い。</span>



ドラマ「下町ロケット」が、第3話まで、面白さが持続、視聴率も好調のようだ。
視聴率は、いくつかデータが発表されているが、初回は17%台の”ロケット”スタートで、第2話で20%台(21%)と、今年のドラマでは、初の20%越え。昨日の3話も20%は超えただろう。



早くも2年前の「半沢直樹」超えの声もあるが、それは厳しいかも。
あちらは”社会現象”を巻き起こし最終的に最高視聴率は、ドラマ史上の記録を塗り替える42%だったのだから。

・・・


佃製作所の佃社長(阿部寛):
「機械よりも手作りの方が、作りながら修正や確認ができていいものができる。」
帝国重工の財前部長(吉川晃司):
(機械と手作業のバルブを顕微鏡で見比べて)「これはすごい。手作業の方は、乱反射がない。我社(帝国重工)の製品より優れている。」

技術にかける熱い男たちのドラマで、阿部寛が、おそらく代表作になるだろう熱演だが、脇役陣が素晴らしい。その筆頭は、安田顕安田顕は、ドラマ・映画では、ヤクザになったり、おネエになったり、嫌味な教師になったり、なんでもうまいが、「下町ロケット」では、超大企業を辞めてまで、町工場の技術部長として働き続けるのはなぜか、などが語られていき、その人間味のある熱血漢の演技に引き込まれる。

ルーズヴェルト・ゲーム」の悪徳社長役で一躍注目された立川談春がまたしても、佃製作所の経理部長役で味わいを見せている。白水銀行出身の出向だったが、銀行の悪どいやり方の白水の支店長たちに、「御行との取引は中止し、メインバンクは東京中央銀行に切り替えます」ときっぱり。「銀行の辞表は提出しました。私は佃製作所の人間です」。

街頭インタビューで「下町ロケット」を視聴者に聞いていたが、70代の女性は、「吉川くん(吉川晃司)、なかなか演技が上手いね」だった(笑)。そうなのだ。このドラマで、
吉川晃司が、ますます存在感を増している。佃社長に対抗する最大の敵かと思ったが、自身も父親が町工場の社長をしていた関係で、もし親の後を継いでいたら「あの佃社長のように情熱を持った技術者になっていただろうか」と自問するのである。

このほか、帝国重工の社長役として貫禄を見せるのは杉良太郎。佃の母親役には苦労人の役が多い倍賞美津子

それにしても帝国重工の工場内の従業員(エキストラ)の数の多いこと。
また佃製作所の製造ラインが(「え、これが町工場?」と思わせるような)一流の半導体工場を思わせるクリーンルームと設備。このところ他局に押され気味のTBSの気合が感じられる。

ドラマの涙目の表情などで迫ってくる、役者の熱い”顔面圧力” に痺れるドラマではないだろうか(爆)。

これからの展開にも目が離せない。




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
 「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。