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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">★ドラマ「下町ロケット」(第1話)</span>



昨日は「下町ロケット」(第1話)が放送された。
よる9:00放送予定が、女子バレーボールが若干長引いたため、9:05分の”ロケット番組の発射”だった。



【第1話】はこんな話。
佃(つくだ)製作所が純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」にバルブシステムの部品を供給する大企業・帝国重工の業績が悪化し、ロケット事業からの撤退の可能性が浮上。

さらに追い打ちをかけるように、大口取引先の農機具メーカーのヤマタニ製作所から、トラクター向け小型エンジンの取引縮小を言い渡される。

そんな中、佃はロケットのバルブシステムの技術を生かしたトランスミッション(ギアボックス、変速機)への挑戦を決意。トラクターのトランスミッションを手がけるベンチャー企業アゴーストのバルブのコンペで大手の大森バルブと対決することになるのだが・・・。

・・・
このドラマは、主演の阿部寛以下、とにかくドラマにかける意気込みが熱い。
その中でも、とくに”新鮮”に映り、引き込まれた人物が2人いた。

■一人目は、イモト・アヤコ
ベンチャー企業で技術にめっぽう強い女副社長役だ。
佃(つくだ)製作所の佃社長(阿部寛)が、ボウリング場で、ボウルを投げようとするたびに、隣のレーンでくしゃみをする人物がいた。そのおかげで、佃はタイミングが狂い、ボウルがガータになってしまう。佃にとっては、疫病神のような、さえない風采の女性だった。「迷惑なんで、くしゃみをやめてもらえませんかね」。すると「大声を上げるのも、マナーに反しますよ」と負けん気むき出しの返答がかえってきた。



後日、トランスミッション(ギアボックス、変速機)の開発に関して、佃製作所のバルブのアピールのためにベンチャー企業アゴーストを訪問すると、ボウリング場で、お互いに「マナーを守ってボウルを投げるように」と言いあったその人物(イモト・アヤコ)が目の前にいた。その会社の資料は事前に確認していたが、社長と技術担当の島津裕という人物に注目していたのである。

その島津裕は、しまずゆうと読み、先入観で男とばかり思っていたがまさかの女性だった。小規模の会社とはいえ、その会社の技術担当副社長だった!

トランスミッション用のバルブのコンペには業界最大手で、バルブの帝王とも言われる大森バルブと佃製作所の2社が競うことになった。数値やデータでは圧倒的に大森バルブが優っていたが、肝心の強度などに着目した島津。

「この佃製作所の製品は、我が社が求めていた製品そのものです。まったく考えられないほどのすばらしい部品だ」と感嘆。バルブの帝王を自負する大森バルブの営業部長・辰野(六角精児)は、弱小企業の佃製作所など眼中になかったが、この逆転劇を苦々しく思ったが、ギアゴーストは、佃のバルブ採用に踏み切るのだが・・・。

■二人めは、佃製作所のエンジニア・軽部役の徳重聡だ。
いくら忙しくても、夕方6時になると、仕事を放り出して退社してしまう。
従業員仲間から「なんだあいつは」と反感を買い、同じ開発に携わる若手エンジニアの立花(竹内涼真)も、我慢しきれなくなり、軽部に飛びかかる。



この軽部という人物、自分以外を下に見下すような嫌味たっぷりな人物だ。これまでの好青年イメージを180度覆す、憎たらしい人物だ。まったく仲間の提案など小馬鹿にしていたが、改善の跡を見て目を釘付けに。それでも素直にOKとは言わず、「悪くないんじゃない」というのだった。仲間たちは、気難しい偏屈男が認めたので、静かにだが、全員がガッツポースをするのだった。

・・・


3年前の第1シリーズ放送でも、その熱さが伝わってくる俳優の面々、とりわけ佃製作所の経理部長・殿村(立川談春)、技術開発部長・山崎(安田顕)、技術開発部・加納アキ(朝倉あき)などが、ドラマに安定感を与えている。

ただ、お笑い芸人を、顔見世興行のように多く出演させているのは、意外性で受ける面もある一方、誰とは言わないが、演技がやや鼻につくこともある(笑)。

第1話ダイジェストと第2話予告は次の動画で。
全編は「見逃し配信」でみられる。



前シリーズの第1話は15年10月18日に放送され、平均視聴率は16・1%を記録。
同12月20日放送の最終回の平均視聴率は、同年の民放連続ドラマで最高の22・3%、全10話の平均視聴率は18・6%を記録し、同年を代表するドラマとなった。

続編は前シリーズを超えるか…と注目されたが、第1話の視聴率は13.9%だった。
前回の初回視聴率は16・1%だった。

ロケット・スタートとはいかなかったが、徐々に上昇するものとみられる。


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