現在放送中の「下町ロケット」(TBS系)で、殿村を演じる立川談春に絶賛の嵐だという。それはそうだろう。人間味に溢れ、決して話し方も立て板に水というわけではなく、むしろ朴訥としているが、言うべきことははっきりという。それが、視聴者の琴線に触れ、ビンビンと伝わってくるのだ。
昨年の「ルーズヴェルト・ゲーム」の悪役から一転しての、人の良さをにじませる態度に最初は、裏があるかと思ったが、決してそうではなかった。
「私が共感するのは殿村です。50代になると、大学の同期で銀行員になった連中にも、殿村のように出向になった人が多い。すると、『結局はウチの人間じゃない』とイジメられたりして、鬱になってしまう人もいるんですよ。他の社員の陰口をバックに、殿村が一人居酒屋で酒を飲むシーンがありましたが、サラリーマンの切なさを立川談春さんがとてもうまく表現していました。だからこそ、経営の危機に瀕しながら『この会社が好きなんです』と殿村が叫ぶシーンや、出向元の白水銀行と袂を分かつ決断などが、心に響くんです」。
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いよいよ今夜、最後のクライマックスへ・・・。
(「ロケット編」が完結ということは、次に続くのか・・・。)
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