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<span itemprop="headline">映画「ダウンタウン物語」(1976)</span>






14歳のジョディー・フォスターが出演している「ダウンタウン物語」(原題:Bugsy
Malone、1976、公開1977年1月)を見た。どういうわけか、見逃していた作品。

禁酒法時代のニューヨーク・ダウンタウンを舞台にした、二つのグループの抗争を描いたミュージカル映画である。出演者がすべて子供という点を除けば、完全なギャング映画でもある。イギリス映画である。



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ニューヨーク・ダウンタウンのリトルイタリーが舞台。
表向きは書店を装っているが、実際は一歩入ると、そこは、太っちょサム(ファット・サム)が経営する”もぐり酒場”で「満塁亭」と呼ばれた。

ダウンタウンは、この太っちょサムの一派とダンディー・ダンの一派がしのぎを削っていたが、ダン一派は新型のパイ投げマシンガンを手に入れ攻勢に出ていた。

サムは密造酒工場を襲われ大きな痛手を受ける。機嫌の悪いサムには、情婦のタルーラ(ジョディ・フォスター)の慰めの言葉も耳に入らなかった。

サムの部下で二枚目のバグジー・マローン(映画のタイトル・ロール)は売れない歌手のブラウジーと知り合い、恋人になっていた。しかしタルーラがバグジーにちょっかいを出したのでブラウジーは不機嫌になってしまう。


        

ウソの密告電話に騙されたサムは多くの部下を失い壊滅寸前に追い込まれてしまった。やがて、やってきたダンとサムの会談の場所で、サムは絶体絶命のピンチに陥るがバグジーのおかげで命拾いをする。

200ドルの褒美を貰ったバグジーは、ブラウジーに「いっしょにハリウッドに行こう」と誘う。ブラウジーは機嫌を直すが、直後にバグジーはチンピラにおそわれ無一文になってしまう。 400ドルの大金を積まれたバグジーは、ダン一派のマシンガン強奪を企てみごとに成功を収める。

サムの酒場に車で乗りつけたダン一派と、あらたに新米ギャングたちを手下にしたサム一派の決戦が始まる。飛び交うパイのクリームで真っ白になったサムの酒場。

大人を演じていた子供達はパイだらけになり、いつしか本来の子供の笑顔にもどり物語は大団円を迎える。


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子供が演じているのだが、見ているうちに違和感がなくなっていくから不思議。
ジョディー・フォスターなどとても14歳とは思えないほど、妖艶だった。


映画の中に登場する歌では、最後のほうで歌われる「Down and Out」という曲が印象に残る。

挿入歌「Down and Out」

「Down and Out」の歌詞の一部は、こんな感じ。
♪決めるのは自分さ。 一人じゃ弱いけど 友がいれば 強くなれる
♪やってみなければわからない 不運を嘆くのはやめちまえ

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戦闘を前に、サムが子分にいう。
「イタリア語で行くぞ!」
「(私は)ユダヤ人なので」
「↓字幕を読め」
といったお遊びのセリフもある。

アメリカでは、パイ投げというのが昔からあるようだ。
スラプスティックコメディでは決まって登場する。パイ皿など紙皿にホイップクリームを大量に盛ったものを投げつけることが多いが、「ダウンタウン物語」では、マシンガンの「弾」として使われていた。一般的には、近距離であれば顔に向かって平手気味に叩きつけるようだが・・・。


監督:アラン・パーカー
製作:アラン・マーシャル
デヴィッド・パットナム
ロバート・スティグウッド
脚本:アラン・パーカー
撮影:マイケル・セレシン
ピーター・ビジウ
編集:ジェリー・ハンブリング
音楽:ポール・ウィリアムズ
ロジャー・ケラウェイ

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