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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">ドラマ:「パーティは終わった」(BeeTV:携帯ドラマ)</span>


「パーティーは終わった」 
 

 
パーティは終わった」(2011)は、行定勲(ゆきさだ いさお)監督による、5話からなるオムニバス映画で、主演が仲里依紗BeeTVという携帯向けドラマだが、テレビドラマというよりも、監督も言っていたが、短編オムニバス映画で、いわゆるイケメンといわれる若手俳優5人が出演している。
 
タイトルに引き込まれて見た。2時間15分は少々長く感じたが、ドラマとして放送されたときには、短い時間で31回続いたようだが、一気に見られたのはよかった。
 
ストーリーは、女性漫画家・十朱(とあけ)(仲里依紗)の妄想によって展開するオムニバスで、仲里依紗の様々な表情が映画に深みを与えている。仲里依紗は、「純喫茶 磯辺」で、父親に反発する反抗期の女子高生役で初めて見たが、常に世の中を斜に構えて見ているような役が印象的だった。「モテキ」にも出演していたが、この「パーティは終わった」が完全な主役で、演技力があり、表情も豊かで、実力派の女優の一人だなと見直した(笑)。

 
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里依紗(りいさ)という名前が珍しいと思ったら、父方の祖父がスウェーデンで、モナリザの絵が好きだった祖父が名付けたという。英語では、「モナリーサ」と発音するようだ。
 
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出演:
ユウビ:成宮寛貴 - Episode1「染められたい」
ムサシ:永山絢斗 - Episode2「捨てたい」
謎の男:高岡蒼甫 - Episode3「殺されたい」
トニー:林遣都 - Episode4「抱きしめたい」
鬼川としのり:小出恵介 -Episode5「後悔したい?」
十朱:仲里依紗
 
最後の「後悔したい?」は、吸血鬼の小出が、十朱の足の傷に血が出ているのを見て、思わず、歯が出てきそうになるが、考えて引っ込めてしまうなど、ギドラキュラさんのドラキュラの世界。ゾンビが出てきて踊るミュージカル・シーンは、マイケル・ジャクソンの「スリラー」の世界。

 
各エピソードは、すべて主人公・十朱の妄想の世界。漫画家のアイデアは、妄想から生まれるということなのだろう。
 
パーティ会場で、ボーイが、酒を運んできては、十朱(仲里依紗)の前に現れるのだが、ワインやウイスキーだけ。その都度「酎ハイは?」と聞く十朱。「ありません」の一点張りのボーイ。数回そんな会話が続いた後で、「酎ハイです」とボーイが差し出すと「気が利くじゃない」というセリフがおかしい。
 
映画・ドラマとしては、傑作とは言い難いが、仲里依紗の変化にとんだ表情、演技などを見られたのが良かった。このドラマの時は、仲は21歳(現在23歳)だが、大人っぽく感じた。最近の若手女優の中では、演技派という称号が与えられる一人かもしれない。
 
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