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映画「今際の国のアリス/シーズン2」(全8話)完走。

Netflixオリジナルドラマ「今際(いまわ)の国のアリス/シーズン2」は2022年12月22日から配信開始。すぐに1・2話を見たが、年が明けて、3話から8話(全8話)まで完走した。今際の読みは「いまぎわ」でなく「いまわ」。渋谷のスクランブル交差点を中心とした一角を全く別の地域で忠実に再現したセットに驚かされる。CGによる隕石追突による街並みも驚くべき映像で見せつける。


ゲーム(映画では「げぇむ」と称し、ゲーム内容はすべて「ひらがな」)に生き残れば、現実社会に戻れるといった展開で進む。都内の渋谷周辺が隕石の落下により壊滅状態になり、生き残ったアリス(山﨑賢人)たちが迷い込んだのが別世界。

この別世界の住人は国民と呼ばれ、ゲームに縛られていた。アリスたちは、ゲームをクリアしないと現実世界に戻れないという。

最終第8話で、アリスとウサギ(土屋太鳳)がビルの屋上へ行くとミラ(仲里依紗)が待っている。ゲームは「くろっけぇ」(クロッケー/ゲートボールに似た競技)と呼ぶもの。


とくにルールはなく「くろっけぇ」を3セット終えるだけで勝ち負けによらずアリスたちの勝利になるという。


2セット終わったところでミラは2人にお茶をすすめる。アリスはこの世界の秘密をたずねた。

ミラは「人生はゲームみたいなもの。楽しみなさい」といい「1000年先までの未来人の娯楽説、宇宙人説、みんなアンドロイドで金持ちのためにゲームしている説」などを話すが、みずからウソだとバラす。


ミラは「真実はアリスの脳の幻覚だ」と語る。
その直後に景色が変わる。アリスは精神科におり、担当医がミラだった。ウサギも入院患者としてそばにいる。


アリスはミラの誘導によって、スクランブル交差点でカルベ(町田啓太)とチョータ(森永悠希)が事故死した記憶をすりこまれ、記憶喪失と自己嫌悪の状態におちいる。
ウサギがみずからの手首を切り、アリスを正気に戻すことに成功。ミラは2人のきずなに涙を流した。


アリスは「くろっけぇ」を3セット続け、ゲームクリア。ミラはレーザーで死亡する。
すべてのゲームクリアとなり、生きている参加者は「永住権を得てこの世界の国民になるか、永住権を手にしないか」の2つの選択肢から選べと放送が入った。


アリス、ウサギ、アグニ(青柳翔)、チシヤ(村上虹郎)、ギリギリ生きていたクイナ(朝比奈彩)やヘイヤ(恒松祐里)、さらにニラギ(桜田)までも永住権を手にしないと宣言。


永住権を得て国民になったのはバンダ(磯村勇斗)とヤバ(毎熊克哉)だけだった。
アリスはバーでカルベとチョータと酒を飲んでいた。カルベに「生命を使いきれ」と言われる。はじまりはアリスたちが渋谷のスクランブル交差点にやってきた日の隕石衝突だった。


隕石落下のあとゲームで生き残ったメンバーだけが心肺停止の状態から回復し、病院で治療を受けていた。しかしみんなゲームの記憶はなかった…。

・・・
アリスはギブスのウサギに会い「どこかで会った?」と話しかける。「それ、ナンパ?」というと、アリスは「ごめん。そういうつもりでは。ナンパでもいいかな」。ウサギは「会ったことがあるかも。1年前か、2年前か…」と言うのだった。
・・・
タイトルの意味は?「今際(いまわ)の国のアリス」の原作は、今から12年前に6年間連載された人気漫画。「今際(いまわ)」とは、死にかかっている臨終の時をいう。
ルイス・キャロル作でディズニー映画でも知られる物語「不思議の国のアリス」のタイトルや登場人物をもじって作られている。


ただ、アリスが見たのは夢の国ではなく、あの世に入る直前の臨終の国で、生き返るチャンスを与えられるサバイバル、アクションゲームとなっている。

       かなりの凄みを見せるミラ(仲里依紗

            ウサギを熱演する土屋太鳳

シーズン2に登場するサバイバルゲーム


■「すうとり」(クラブ/キング)
5人1組で両チーム10000点ずつの持ち点を、2時間以内に取り合う。
■「どくぼう」(ハート/ジャック)
着用した首輪の後ろに現れる自分では確認することの出来ないマークを人に教えてもらい、正解を当てる。正しいマークを答えられなければ首輪が爆発する。
■「かまゆで」(スペード/7)“げぇむ”会場が倒壊するまでに脱出する。
■「ちぇっくめいと」(スペード/クイーン)
2チームに分かれて、敵の背中のボタンを押して自分のチームの仲間にする。最後に人数が多いチームが勝ち。
■「てんびん」(ダイヤ/キング)
1人ずつ0から100の中から数字をひとつ選び、全員の平均値×0.8の数に最も近い数を選んだ者が勝者。
■「さばいばる」(スペード/キング)
スペードのキングを倒す。
■「くろっけぇ」(ハート/クイーン)
特にルールなし。
・・・
原作漫画を見ていないがキャラクターはかなり個性的に作りこまれているようだ。常にへそ出しルックのクイナ(朝比奈彩)、「ダンス・ウィズ・ミー」でミュージカルの主演を演じた三吉彩花(みよし・あやか)演じるアンは、長身でナイスバディ。とくにアンの山登りの後をカメラが追いかけ、ヒップをアップに映し続けたり…笑。

左からアン(三吉彩花)クイナ(朝比奈彩)ウサギ(土屋太鳳


チシャ役の村上虹郎は、声だけ聴いていると、最後まで柳葉敏郎にダブってしまった(笑)。25歳とは思えない落ち着きがある。


主演の一人、ウサギ役の土屋太鳳は、アクションがキレキレ。とにかく走る。昨年末に結婚を発表したが、恋する女はキレイではないが、これまでとは違った深みがあった。
ヘイヤ役の恒松祐里は、野性味を発揮していた。

        ヘイヤ役(恒松祐里

          アグニ(青柳翔

主な登場人物:
アリス| 山﨑賢人
ウサギ| 土屋太鳳
チシヤ| 村上虹郎
アン| 三吉彩花
クイナ| 朝比奈彩
タッタ|渡辺佑太朗
ニラギ| 桜田
クズリュウ阿部力 ダイヤのキング
ボーシヤ|金子ノブアキ
アグニ|青柳翔
ミラ|仲里依紗 ハートのクイーン
キューマ|山下智久 クラブのキング
ヘイヤ|恒松祐里
バンダ|磯村勇斗
マツシタ|井之脇海 ハートのジャック
ヤバ|毎熊克哉
コトコ|さとうほなみ
チョータ|森永悠希
カルベ| 町田啓太
シタラ|志磨遼平
シーラビ|谷田歩 スペードのキング
運営・ジョーカーの正体|??

fpd.hatenablog.com

シーズン3につながる余韻を持たせている。

 

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