Netflixは5日、月額料金を値上げした。スマホ料金などは値下げ競争が当たり前になっている中で、強気なNetflixという印象だが、値上げしても、ファンはついてくるとみているのだろう。
ベーシックプランは従来の880円から990円に、スタンダードプランは1,320円から1,490円へ値上げされる。なお、プレミアムプランの1,980円は据え置き。日本での料金変更は2018年8月に次いで2度目となる。
■ベーシック:880円 → 990円 (110円値上げ)
■スタンダード:1,320円 → 1,490円 (170円値上げ)
■プレミアム:1,980円 → 1980円 (据え置き、fpdが加入)
5日以降、Netflixに新規で登録する際には新たな料金体系が適用される。
既存メンバーは来週以降、順次サービス内のポップアップやメールで料金改定を案内する。
値上げの理由としてNetflixは「素晴らしいエンターテイメントへ投資を継続し、映画やドラマの作品数を着実に増やせるよう、サービス料金の見直しを適宜行なっている」としている。自主制作の作品を増やすので、そのための資金源が必要ということらしい。
日本への投資も拡大。「今までにない素晴らしいストーリーを届け、期待を越えるサービスをご提供できるよう、今後も投資を拡大していく」と説明。
昨年12月から配信している実写版の「今際(いまわ)の国のアリス」は、約40の国と地域で「TOP 10(総合)」入を果たし、配信から4週で全世界1,800万世帯に再生されたという。これは、日本発のオリジナル実写作品で過去最多の視聴者数。
さらに、2021年には25本を超える⽇本発オリジナル作品の配信を予定。
実写では、日本のクリエイターによる8本の新規プロジェクトが発表されており「今後も続々と追加される予定」とのこと。
アニメでは、オリジナルアニメシリーズの「エデン」や「バイオハザード︓インフィニット ダークネス」といった注目作を含め、16本のオリジナルアニメの制作を発表している。