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<span itemprop="headline">映画「闇金ウシジマくん」(2012)</span>


映画「闇金ウシジマくん」予告編
 


 
ドラマが面白く、全話ほぼ一気に見たが、映画版は見逃していたので、見た。
闇金ウシジマくん」(2012)は、闇金融の世界をリアルに描いた真鍋昌平の同名人気漫画を、山田孝之主演で実写化したドラマの劇場版。
 
闇社会を描いて、好みが分かれる映画だが、ヤクザ映画「アウトレイジ」などと同様、おもしろい。
 
10日で5割という違法な金利で金を貸し付ける闇金業者・丑嶋(うしじま)馨(山田孝之)が、「金は奪うか奪われるかだ」とうそぶき、情け無用で弱肉強食の社会の底辺で力強く生き抜く姿を描いている。
 
借金の回収のためにセレブたちのホームパーティに訪れた丑嶋は、イベント系サークル代表のジュン(林遣郎と出会う。ジュンはチャラ男といわれ、イベントのオーガナイザーのようなことを取り仕切り、携帯電話3台に3,000人のリストがあり、その「人脈」を生かして、セレブの世界に這い上がりたいという野心を抱いている。
 
数日後、資金、支払いのひっ迫から、丑嶋の経営する「カウカウ・ファイナンス」に現れたジュンは、資金調達のための借金を懇願するが・・・。
 
映画版のヒロインで、母親の借金を肩代わりしたことで追い詰められていく女性・鈴木未來を「AKB48」の大島優子が演じる。この母親・鈴木文江(黒沢あすかというのが、ひどい女で、50がらみのオバさんだが、昼はパチンコ、家に男を連れ込み売春行為を繰り返していて、娘にも「3P」を迫るなどのぐうたら。そんな家・母親に愛想を尽かし家を出た鈴木未來(大島優子)が取った行動は・・・。
 
ドラマでも、眼光鋭くウシジマ役になりきっていた山田孝之が、瞬きひとつせずに、にらむ姿は恐ろしいほど。何を考えているかわからないような性格だが、ちょっとしたところで、わずかに人間的な面も見せる。
 
鈴木未來は、援交に近いようなバイトをしていたが、やがて、自身の体たらくに気づき、780円の時給でファミレスの店員になり、母親が背負っていた闇金からの利息の借金を返済する。
 
闇金はもちろん違法で、取り締まり強化や、法改正で、表面的には姿を消したことになっているが、人間の欲望、カネ、などのスキをついてうごめいているようだ。
 
「裏街道を生きる人間は誰も守ってくれない。自分で守るしかない」「10日で、5割。それは、保証人もなし、いつとんづらされるかわからないリスクがあるからだ」というウシジマ。
 
ドラマの中で登場したウシジマの会社「カウカウファイナンス」の事務員だった千秋(片瀬那奈)が、新しい職に就いたと挨拶に来たが、拘留中のウシジマに差し入れの「オムライス」を出したのには、にやりだった。ドラマで、ウシジマが、おいしそうに食べていて大好物だったからだ。
 
チャラ男の周りには、不良、ヤクザ、セレブもどき、わけのわからない人物が多数登場。こういった輩にはかかわらないこと、という映画(笑)。
出演:
山田孝之丑嶋馨
大島優子鈴木未來
林遣郎:小川純
崎本大海:高田
やべきょうすけ:柄崎
片瀬那奈千秋
岡田義徳猪俣さん
ムロツヨシ:広告代理店の上原
鈴之助根岸裕太(ネッシー
内田春菊:101号室の内田
市原隼人アキト
黒沢あすか鈴木文江(未來の母)
新井浩文: 肉蝮
 
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