Charade (1963) Opening Titles
「シャレード」(1963)は、テレビの洋画劇場で見て以来、うん十年ぶりだったので、ほとんど忘れていたが、義手の男(ジョージ・ケネディ)などところどころ思い出した。今見てみると、最後の20分くらいは、二転三転の展開で、はらはらさせられる。
とくに、オードリー・ヘプバーンの近くにいて、守ってくれていたケーリー・グラントが味方なのか、敵なのかヘプバーンのみならず観客も騙されそうになる。
ラストが、味のあるあっと驚く幕切れ。心地よいどんでん返しというもの。
監督は、スタンリー・ドーネンで、「パリの恋人」で組んだオードリー・ヘプバーンと、
ミステリー・サスペンス・ロマンスといったカテゴリーか。
セリフの面白さも随所に現れる。
(ストーリー)
フランスの冬の観光地。レジーナ(オードリー・ヘップバーン)はフランスの友達とスキーを楽しんでいた。レジーナは夫との離婚を決意している。彼女はそのスキー場で偶然ピーター(ケーリー・グラント)と知り合い、強く心をひかれた。
パリのアパートに帰ったレジーナは夫の殺害を知らされ唖然とした。
夫の葬儀のとき、会葬者の中に見知らぬ3人の男ーペンソロー(ジェームズ・コバーン)頭の禿げたギデオン(ネッド・グラス)義手のスコビー(ジョージ・ケネディ)がいた。
大使館でレジーナは情報部長に、夫は戦時中、会葬に来た男たちと共謀して25万ドルを隠匿、戦後山分けをすることになっていたが、夫はそれを裏切り金を持って逃げるところを殺された、政府のお尋ね者だったと聞かされた。
レジーナにとっては全く知らないことだったが、レジーナが大金のありかを知っていると思い、ペンソローやギデオンに脅迫される。スコビーがレジーナの部屋に侵入したとき、レジーナの悲鳴を聞いてピーターが窓づたいに逃げる彼を追い、ある部屋につづいて飛び込んだ彼は意外にも例の3人に挨拶した。
ピーターも仲間の1人だったのか!
レジーナと、ほかの男たちは、誰もが互いに信じられなくなり彼らは申し合わせて互いに相手の部屋を捜索することにした。
やがて、ピーターの部屋でスコビーが死体となって発見された。そして、エレベーターの中でギデオン、自分の部屋でベンスローと次々に殺されていく・・・。
しかし、話はさらに二転三転して・・・。
ラストがこんなにしゃれていたっけ、と思わせるエンディングだった。
ちょうど、「スカイフォール」(2012)の最後に似ている?(笑)。
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