「文藝春秋デラックス」5月号「懐かしのロマン 世界の映画」(1976年5月1日発行)では、1920年代~70年代の美男美女を紹介している。そのモノサシの一つが当時のブロマイドの売上で、ブロマイドの売れ行きランキングなどを紹介している。
エロール・フリンやダグラス・フェアバンクスといっても名前だけでピンと来ない。
エロール・フリン(1909年6月20日-1959年10月14日)はオーストラリア・タスマニア州出身の俳優。1930年代にハリウッドで活躍したアクション・スター。代表作には「海賊ブラッド」 (1935)「ロビンフッドの冒険」 (1938)「カンサス騎兵隊」 (1940)「壮烈第七騎兵隊」(1941)などがある。
1940年代~50年代では、「風と共に去りぬ」のクラーク・ゲーブル、「カサブランカ」「汚名」のイングリッド・バーグマン、「ボー・ジェスト」「明日泣く」「私は死にたくない」のスーザン・ヘイワード、「美女と野獣」「オルフェ」のジャン・マレーも人気だった。
1940年代では、グリア・ガースン、モーリン・オハラ、ゲーリー・クーパーなどが人気を集め、50年代に入ると、オードリー・ヘプバーン、キム・ノヴァク、トニー・カーチス、グレゴリー・ペックなどが人気俳優となった。
1960年代に入ると、男優ではアラン・ドロン、バート・ランカスター、トロイ・ドナヒュー、ピーター・オトゥール、ユル・ブリンナー、チャールトン・ヘストンなどが注目された。女優では、カトリーヌ・ドヌーブ、ソフィア・ローレン、クラウディア・カルディナーレ、ブリジット・バルドー、アン・マーグレット、キャンディス・バーゲン、キャサリン・ロスなどが人気を集めた。
1960年代後半~1970年代では、リアルタイムで劇場で見ていた俳優・女優ばかりとなるが「ロミオとジュリエット」のオリビア・ハッセー、「小さな恋のメロディ」のトレイシー・ハイド、男優ではブルース・リー、ロバート・レッドフォード、スティーブ・マックィーン、ポール・ニューマンなどが人気を得ていた。
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以上がちょうど6年前の記事の再掲載。
では、1980年代以降で、映画史に残る俳優、女優は誰か。平成・令和時代に活躍した俳優(現在現役)を独断と偏見で選んでみたい。
筆頭は、70年代後半から活躍(「タクシー・ドライバー」)のロバート・デ・ニーロ。同じ時期に映画界で旋風を巻き起こした「スター・ウォーズ」や「インディ・ジョーンズ」シリーズのハリソン・フォード。
90年代以降の「タイタニック」「ウルフ・オブ・ザ・ウォールストリート」「華麗なるギャツビー」のレオナルド・ディカプリオは間違いなく歴史に名を残すだろう。
「オーシャンズ11」シリーズ、「マイレージ、マイライフ」のジョージ・クルーニーは大物感ある貫禄。「ミッション・インポッシブル」シリーズのトム・クルーズ、それに同じトムなら「フォレスト・ガンプ」「ウォルト・ディズニーの約束」など名作が多いトム・ハンクス。
「ファイト・クラブ」のブラッド・ピット、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジョニー・デップ、「ドライヴ」「ラ・ラ・ランド」のライアン・コズリング、「007」シリーズの最新数本で盛り上げたダニエル・クレイグ、「グレーテスト・ショーマン」などミュージカルでも活躍のヒュー・ジャックマン、「コールド・マウンテン」などのジュード・ロウ、「英国王のスピーチ」「ブリジット・ジョーンズの日記」などのコリン・ファース。
女優では「ソフィーの選択」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」などのメリル・ストリープ。歴代女優の中でも群を抜く演技派女優。
あとは名前だけ。エマ・トンプソン、ニコール・キッドマン、ペネロペ・クルス、エイミー・アダムス、アンジェリーナ・ジョリー、ケイト・ブランシェット、ケイト・ウィンスレット、シャーリーズ・セロン、ジェニファー・ローレンス、ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソン、エマ・ストーン、アン・ハサウエイ、レネ・ゼルウィガー、…etc.