1970年代の「狼よさらば」「メカニック」などチャールズ・ブロンソンの映画や、バート・ランカスター主演の「追跡者」「スコルピオ」などのアクション映画で知られたイギリスのマイケル・ウィナー監督が、亡くなった。77歳だった。
ウィナー監督はBBCに勤務後、1960年に自ら脚本を書いた「Shoot to Kill（原題）」で長編映画監督デビュー。その後、オリバー・リード主演の「ジョーカー野郎」や「脱走山脈」のメガホンをとった。71年にアメリカに渡り、「追跡者」を監督。
個人的に好きだった映画は、バート・ランカスターが法の番人だが、非情ともいえる保安官に扮した「追跡者」（原題：
Lawman)。共演者も、ロバート・ライアンにリー・Ｊ・コッブとそうそうたる役者。”逃亡者”の続編も同じタイトルで紛らわしい。
なかでも「メカニック」が印象に残る。この映画は、のちに、ジェイソン・ステイサム主演でリメイクされている。
主な監督作品：
「ダーティ・ウィークエンド」（1993） 監督、製作、脚本
「浮気なシナリオ」（1990）＜未＞ 監督、製作、脚本
「ダブルチェイス／俺たちは007じゃない」（1990） 監督、製作
「死海殺人事件」（1988） 監督、製作、脚本
「スーパー・マグナム」（1985） 監督
「二つの顔の貴婦人」（1983）＜未＞ 監督、脚本
「ロサンゼルス」（1982） 監督、脚本
「リベンジャー」（1979） 監督、製作、原案
「大いなる眠り」（1978）＜未＞ 監督、製作、脚本
「センチネル」（1977） 監督、製作、脚本
「名犬ウォン・トン・トン」（1976） 監督、製作
「狼よさらば」（1974） 監督
「シンジケート」（1973） 監督
「スコルピオ」（1973） 監督
「チャトズ・ランド」（1972） 監督
「メカニック」（1972） 監督、編集
「妖精たちの森」（1971） 監督
「栄光への賭け」（1970） 監督
「追跡者」（1970） 監督、製作
「脱走山脈」（1968） 監督、製作、原案
「明日に賭ける」（1967） 監督、製作
「ジョーカー野郎」（1966） 監督
ご冥福を祈ります。
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