「リンカーン」(Lincoln)予告編
第85回米アカデミー賞の候補作品が10日(日本時間11日)発表された。
アン・リー監督の「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」は作品賞や監督賞など11部門で候補に選ばれた。
作品賞候補に挙がりながらも、監督賞候補にはノミネートされなかった監督もいた。イランでの人質事件を題材にした「アルゴ」のベン・アフレック監督やウサマ・ビン・ラディン容疑者の追跡計画を取り上げた「ゼロ・ダーク・サーティ」のキャスリン・ビグロー監督、「ジャンゴ 繋がれざる者」のクエンティン・タランティーノ監督、「レ・ミゼラブル」のトム・フーパー監督は候補から外れた。作品賞受賞映画は監督賞でノミネートされているケースが多い(以上、報道より)
第85回アカデミー賞授賞式は2月24日に開催される。
主な部門の候補は以下の通り。
<作品賞>
「アルゴ」
「レ・ミゼラブル」
「愛、アムール」
「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」
「リンカーン」
<主演男優賞>
ダニエル・デイ・ルイス(「リンカーン」)
デンゼル・ワシントン(「フライト」)
ホアキン・フェニックス(「ザ・マスター」)
<主演女優賞>
ナオミ・ワッツ(「インポッシブル」)
クワベンジャネ・ウォレス(「ハッシュパピー バスタブ島の少女」)
<助演男優賞>
ロバート・デ・ニーロ(「世界に一つのプレイブック」)
フィリップ・シーモア・ホフマン(「ザ・マスター」)
クリスト不・ヴァルツ(「ジャンゴ 繋がれざる者」)
<助演女優賞>
エイミー・アダムズ(写真→)(ザ・マスター」)
アン・ハサウエイ(「レ・ミゼラブル」)
ヘレン・ハント(「ザ・セッションズ/The Sessions」)
ジャッキー・ウィーヴァー(「世界に一つだけのプレイ
ブック」)
<監督賞>
デビッド・O・ラッセル(「世界にひとつのプレイブック」)
<脚本賞>
「愛、アムール」(Michael Haneke)
「フライト」(John Gatins)
「Moonrise Kingdom」(ウェス・アンダーソン& ロマン・コッポラ)
「ゼロ・ダーク・サーティ」(Mark Boal)
<脚色賞>
<作曲賞>
アルゴ」
「リンカーン」
「007 スカイフォール」
<歌曲賞>
”ビフォー・マイ・タイム(原題)”「チェイシング・アイス(原題)」
“エヴリバディ・ニーズ・ア・ベスト・フレンド(原題)” 「テッド」
“パイのララバイ(原題)” 「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」
“サドゥンリー” 「レ・ミゼラブル
<外国語映画賞>
昨年は作品賞が「アーティスト」で、フランス映画だったが、今年はアメリカ映画のオン・パレード。しかも、作品賞候補作のおよそ半分が、米国史上の重要事件を描いた映画となっている。
■「リンカーン」
アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンが奴隷制廃止を目指し、議会で合衆国憲法修正第13条に超党派の支持を得ようと画策するスティーヴン・スピルバーグ監督。現代の米国の政治家たちにも示唆を与えるだろうとみられる。
■「リンカーン」
アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンが奴隷制廃止を目指し、議会で合衆国憲法修正第13条に超党派の支持を得ようと画策するスティーヴン・スピルバーグ監督。現代の米国の政治家たちにも示唆を与えるだろうとみられる。
今回最多の12部門にノミネートされた本作によって、主演男優賞候補の筆頭に挙がっているダニエル・デイ・ルイスは、徹底した現実主義をもってリンカーンを演じている。
■「ジャンゴ 繋がれざる者」
奴隷制と南北戦争の時代周辺を舞台とするもう一つのノミネート作品は、レオナルド・ディカプリオ演じる農園主から妻を奪還するために賞金稼ぎとなる元奴隷「ジャンゴ」が主人公のクエンティン・タランティーノ監督作品。黒人を意味する差別語を使いすぎるとの批判が収まっていない。
■「アルゴ」
1979年のイラン米国大使館人質事件を描いた作品。イランの首都テヘランでカナダ大使邸に逃げ込んだ米大使館員6人を、ベン・アフレック監督自らが演じる米中央情報局の工作員が救出しようとするストーリーは実話を大胆に演出している。
■「ゼロ・ダーク・サーティ」
オスカー受賞経験のあるキャスリン・ビグロー監督が、国際テロ組織アルカイダの最高指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者の追跡劇を映画化。CIAの女性分析官が主人公。
ただ、この映画に対しては、米人権団体「憲法権利センター(CCR)」は「ハリウッドで最も名誉ある賞がわが国の歴史上、最も暗い時期の一つを讃美する映画に与えられようとしていることに深い失望を感じている。これは国の恥とすべき瞬間であり、映画に描かれた恐怖を繰り返すことのないよう誓う時だ。アカデミーの(選考)委員には良心に従い、この作品へ投票しないことを期待する」と声明を発表した。
■「ゼロ・ダーク・サーティ」
オスカー受賞経験のあるキャスリン・ビグロー監督が、国際テロ組織アルカイダの最高指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者の追跡劇を映画化。CIAの女性分析官が主人公。
ただ、この映画に対しては、米人権団体「憲法権利センター(CCR)」は「ハリウッドで最も名誉ある賞がわが国の歴史上、最も暗い時期の一つを讃美する映画に与えられようとしていることに深い失望を感じている。これは国の恥とすべき瞬間であり、映画に描かれた恐怖を繰り返すことのないよう誓う時だ。アカデミーの(選考)委員には良心に従い、この作品へ投票しないことを期待する」と声明を発表した。
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