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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">女優:麻生久美子・・・映画「ガール」では、イメチェン。</span>

 

 
映画「ガール」は、香里奈よりも、麻生久美子のほうが目立っていたようだ。
「ガール」の女優紹介も、麻生久美子で打ち止めにしておきたい。
 
この映画の武田聖子(麻生久美子)は、仕事オンリーで、バリバリのOL。先輩の男性社員を追い越して、管理職の課長に就任。先輩社員の今井哲夫(要潤)は、社内の大阪本社の派閥人間のようで、東京本社では、人事にも影響して後輩の女子OLに先を越されて、ふてくされている態度。聖子に対しては、「女はこれだから困るよ」「女が交渉の窓口じゃあ、相手になめられるんだよ」と悪態三昧。
 
挙句の果てには「家でも目を吊り上げて、決してだんなを立てたりしないんだろうな」と知ったようなことを言う。性格の悪そうな嫌味な男だ。
 
聖子は、課長に就任して、チームとうまくやっていこうと務めるのだが、この今井だけは許せない存在で、胸につかえるものがある。そして、ついには我慢の限界を迎える。
 
家では、従順なだんながいる。その旦那は、趣味のオ―ディオをいじったり電気の配線がどうのと、妻の仕事などには一切口を出さない。
 
今日こそ、今井をぎゃふんと言わせてやると出かける聖子は、だんなに向かって「今日だけは、応援していてよ」と言い残して、”戦場”へと向かう。社内の大勢の社員がいる前で、今井を呼びつけ、「今井さん、わたしとゲームしない?」と言いだす。周囲も、今井もその意図がわからず、「何を言い出す」と聖子の出方をうかがう。
 

 
コイントスよ。裏か表か言ってよ! 負けたほうが会社を辞める」
 
今井も、冗談はやめろと言っていたが、聖子が本気であることがわかり、だんだん顔が引きつっていく。このあたりの、麻生久美子はかっこいい!

 

50円玉のコインは投げられた。詳しくは省くが、
その結果は・・・。
 
スカッと、さわやかコカ・コーラ!?
 
この映画では、バカ部長とその取り巻きにイエスマンがいて、

バカ部長は、いろいろな意見に惑わされて、ころころ変わる。中でも、由紀子(香里奈)の会社の年増で生涯一ガールという先輩社員、光山晴美(壇れい)からは、「マキマキ」と赤ん坊言葉で呼ばれて、にやけている部長だ。壇れいがド派手のぶっ飛んだ役だ。           
こちら壇れい→
                                                 最後には、この部長も、聖子の勢いの前には・・・。
 
今井の言葉にも、引っかかるものがあった。
家に帰った聖子はだんなに聞く。
「ねえ、本心で答えてよ。私の収入が、あなたより多いことが不満?本当は子供が
ほしいのに我慢している?」
 
だんなの答えは「不満はないよ。ただ一つだけ言わせてもらえば・・・
この後に続くだんなの言葉は多くの世の中のだんなが思っていることだった!
(未見の人、”何をもったいぶって”と見たくなったでしょう?)
 
何だ、fpdは、今度は「ガールの宣伝係か?」(爆)。
 
麻生久美子は、どちらかと言えば、コメディエンヌとしての映画で持ち味が生きた。TVドラマの「時効警察」をはじめ、映画では「インスタント沼」「純喫茶磯辺」「シーサイド・モーテル」「モテキ」などだが、この「ガール」では、ビジネススーツで、きりりとしている。こういったやり手のOLの役もいい。もちろんシリアスな映画では「夕凪の街 桜の国」という名作もある。
 
この「ガール」は女優陣を見るだけでも価値がある。
 
 
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