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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「サラリーマンNEO 劇場版(笑)」</span>


サラリーマンNEO 劇場版(笑)」予告編
 
サラリーマンNEO 劇場版(笑)」は、NHK番組の映画化。
 
数年前からNHKで、他局にないNHKらしい番組で「サラリーマン」のコント集を番組にするということで放送されていたようだが、あまり興味がなく、見過ごしていた。
 
最近、「ステキな金縛り」つながりで生瀬勝久を紹介したところ、YouTubeから生瀬出演の映像を引っ張ってきたのが「サラリーマンNEO」で、かなりとぼけた味があり、おもしろいと思って、きょう劇場にいってきた。
 
何も考えずに気楽に見られる映画で、年季の入ったサラリーマンなら、共感できるところもある。
 
シネコンの夜6時の回だったが、客席は、数人!
周りは気にせず、声を出して笑えるシーンもあり、おもしろい。
サラリーマンの悲哀や、団結などといった内容から高校生、学生以下にはピンとこないかもしれない。
 
サラリーマンを10年、20年と経験している世代にとっては、サラリーマン社会の、足の引っ張り合い(会社同士、同じ社内の社員同士)や、責任のなすり合い、上司からの無理難題の押しつけ、意味のないサービス残業、その他もろもろの悲哀を
この映画を通じても感じるはずだ。

 
舞台は、業界5位に甘んじているビール会社「NEOビール」が、新製品で巻き返しを図ろうと作戦を考えるが・・・。10年以上前にヒットを飛ばしたことがある中西課長(生瀬勝久)は、大の阪神ファン。新入社員で入ってきた新城(小池徹平)は、第一志望ではない業界5位のNEOビールに入社するが・・・。
 
新城は、あの「新庄」を連想させるし、阪神応戦ソング、六甲おろしがかかったり、
信号待ちの保育園児がジャイアンツの帽子をかぶっているのを、中西が勝手に阪神の帽子に替えてしまったり、阪神の客が90%の飲み屋で、ジャイアンツファンが、睨まれたり・・・と「阪神タイガース」一色だが、ジャイアンツファンも、「主役のジャイアンツの引き立て役をありがとう」と強烈パンチ!(爆)。当たっているだけにつらい(笑)。
 
それはさておき、役者たちが、おもしろい。
 
生瀬勝久は、トラキチには違いないが、営業一課の古参課長として、時には、頑張っている社員を代弁して、根尾社長(伊東四朗)に自分たちの熱意をぶつける熱血漢ぶりもみせる。
 
自分たちの新製品のネーミング「セクシー」ビールのアイデアを、業界トップの競合相手にいち早く持って行ってしまわれ、根尾社長には「おっちょこちょい」を装ってかわそうとしたり、憎めないところがある。社内には変わった社員が多いが、沢村一樹平泉成などが面白い。競合相手の大黒ビールの布袋社長(大杉漣)との業界ゴルフコンペなどもコメディタッチで描かれる。
 
コメディ映画で、最初と最後に、キャスター役で「おまけ」のような形で登場する沢村一樹だが、映画が予算的に厳しく、「アフリカ」撮影のシーンのメイキングが紹介されたが、実は東京都下で行われたほか、この映画を見て「パート2」は「あり・なし」かを観客に問うシーンもあった(笑)。
 
女優陣も、中越典子(よく出るがなかなか名前と顔が一致しない(泣)、AKB48の一人篠田麻里子麻生祐未などがいい。郷ひろみは、主題歌などを歌っているが、チョイ役での出演はご愛嬌。そのほか中村靖日など。
 
 
☆☆☆
 
 
 
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