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<span itemprop="headline">監督:シドニー・ルメット追悼④(「ショーン・コネリー/盗聴作戦」)</span>


ショーン・コネリー/盗聴作戦」(The Anderson Tapes)
 

ショーン・コネリー/盗聴作戦」
1971)は、シドニー・ルメット監督作品としては、どちらかというと失敗作の部類かもしれない。
ショーン・コネリーが「007」シリーズのアクションから脱皮しようとして、「赤いテント」などに出演したあと、知名度の高いコネリーの名前を冠してつくられた映画だったが・・・。
 
強奪しようと計画していた一群が盗聴を仕掛けられていたという、おそまつな話で、盛り上がりに欠けた。今から40年前の映画だが、劇場で見た。

テープが、オープンリール・テープというのに時代を感じる。
テレビももちろんブラウン管式で、スクリーンもフラットでなく丸型(笑)。
当時のハイテクを駆使した集団の泥棒映画で、それなりのサスペンスタッチの映画ではあったが。
 
当時は気がつかなかったが、クリストファー・ウオーケンのデビュー作だったようで、後の「ディア・ハンター」などで、インパクトのある演技を見せている。女優では、ダイアン・キャノンが出演している。
 
ショーン・コネリーが演技派として成功したのは、紆余曲折のあとしばらくして「インディ・ジョーンズ」シリーズと「アンタッチャブル」の渋い役柄か。
 
ルメット監督の代表作は、やはり名作「十二人の怒れる男」「質屋」「セルピコ」「狼たちの午後」「評決」ということになるだろう。
 
★★