「温水」は「ぬくみず」と読む。
「シーサイドモーテル」の中では圧倒的なすごい役だった。借金の踏み倒しをして逃げ回っている人間(山田孝之)がいたが、取り立て屋(玉山鉄二)に見つかってしまう。その上、取り立ての総元締めの依頼で、“焼きを入れる拷問”専門の人物が、派遣されてくるということになった。その派遣型拷問人間?に扮しているのが、ぺぺと呼ばれる温水洋一だ。
取り立て屋も、踏み倒そうという人間も、その恐ろしい、伝説的な焼き入れ人間の存在は知っていたが、いよいよお目にかかるというわけで、どんな強面の屈強な人間が来るのだろうかと待っていると・・・。
温水があらわれた時には、誰もが、あっけにとられることになる。
髪の毛は薄く、疲れたような中年のひ弱そうなおっさんだった!(外見だけは・・・!)
ところが、これがまったく、一筋縄で片づけられるような人間ではなかったというところのギャップがすごい!その拷問の仕方がおそろしい!(爆)
温水のこれまでの映画の出演作品を見てみると、謎の男というのが多い。今月19日で46歳というが、昔から、薄い髪の毛で、老けて見え、ハゲを自虐ネタに舞台、映画で端役を演じてきたようだ。存在感は、抜群だ。
出演映画
中指姫(1993年)
ザ・ファースター・フード(1995年)
痴漢日記 尻を撫でまわしつづけた男(1995年)
痴漢日記2 尻を撫でまわしつづけた男(1995年)
痴漢日記4 尻を撫でまわしつづけた男(1996年)
ラブホテルの夜2(1996年)
生きない(1998年)
熱血!二代目商店街(1999年)
ババアゾーン“ハデーヘンドリックス物語”(2004年)