「ディア・ドクター」予告編
名作のかげに名わき役あり。
余貴美子は、まさにそんな名わき役女優の一人だろう。
最近の邦画で話題作といえば、かなり出ている。名わき役女優
として欠かせない存在のようだ。普通の主婦の役などはまずない(爆)。生活に疲れた、くたびれたわけあり女性とか、ひと癖、ふた癖ある特異なキャラクターの役柄が多い。
もともとは、整った顔立ちのようだが、映画では、その片鱗は見せないことが多い。化粧っ気がない役がほとんどで、美容院でメイクしてといった役は見たことがない。
「おくりびと」では、葬儀会社の女事務員。
何か過去を引きずっている影のある役だった。
「ディア・ドクター」では、ニセ医者と知りつつ、医者をそそのかして、陰でコントロールする女医が圧巻だった。
「おくりびと」→
「星守る犬」では、地方の旅館の女将で、若い男
の客と見ると、放っておけないという役だった(笑)。
の客と見ると、放っておけないという役だった(笑)。
「八日目の蝉」では、誘拐犯など、過去を背負った女性たちを、共同生活させるという現実逃避のカルト的集団の中心者を演じている。 「八日目の蝉」→
名脇役女優というと、樹木希林(「悪人」「歩いても 歩いても」、戸田恵子(「The 有頂天ホテル」「マジック・アワー」)、もたいまさこ(「かもめ食堂」「めがね」)、富司純子(「フラガール」)など、ベテランの域の女優が多い。若手では、満島ひかり(「悪人」)、市川 実日子(「めがね」)などか。
主な出演映画:
噛む女(1988年)
Aサインデイズ(1989年) 「孤高のメス」→
うみ・そら・さんごのいいつたえ(1991年)
ヌードの夜(1993年)
夜逃げ屋本舗(1993年)
学校の怪談(1995年)
大統領のクリスマスツリー(1996年)
GONIN2(1996年)
不機嫌な果実(1997年) ★★
あ、春(1998年)
学校(1998年)
おぎゃあ。(2002年)
AIKI(2002年)
さよなら、クロ(2003年)
偶然にも最悪な少年(2003年)
ビートキッズ(2004年)
珈琲時光(2004年)
ニワトリはハダシだ(2004年)
Tokyo Tower(2005年) ★★
ガラスの使徒(2005年)
パッチギ!(2005年) ★★
男たちの大和/YAMATO(2005年) ☆☆☆
愛の流刑地(2007年) ☆☆☆
茶々 天涯の貴妃(2007年)
まぼろしの邪馬台国(2008年) ★★
ラーメンガール(2008年) ★★
ディア・ドクター(2009年) ☆☆☆
空気人形(2009年) ☆☆☆
食堂かたつむり(2010年) ★★
孤高のメス(2010年) ☆☆☆☆
悪人(2010年) ☆☆☆☆
スープ・オペラ(2010年) ☆☆☆
八日目の蝉(2011年) ☆☆☆☆
星守る犬(2011年) ☆☆☆
ツレがうつになりまして。(2011年)☆☆☆
RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(2011年) ★★
しあわせのパン(2012年) ★
逆転裁判(2012年) ★
外事警察 その男に騙されるな(2012年)★★
愛と誠(2012年)☆☆☆☆
汚れた心(2012年、ブラジル映画)
あなたへ(2012年) ☆☆☆
だいじょうぶ3組(2013年)
藁の楯(2013年) ☆☆☆
横道世之介(2013年)☆☆☆☆
武士の献立(2013年) ☆☆☆
麦子さんと(2013年) ☆☆☆
深夜食堂(2015) ☆☆☆
ソロモンの偽証 前編 事件(2015) ☆☆☆☆
ソロモンの偽証 後編 裁判(2015) ☆☆☆☆
後妻業(2016年)
(太字はお勧め映画)
追加:「愛と誠」では、息子(大賀誠=妻夫木聡)を捨てた母親役。
疲れきって酒浸りの生活。
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