映画「ロミオとジュリエット」のジュリエット役などで知られる女優のオリビア・ハッセーが、27日に死去していたことが28日、分かった。死因は癌とみられる。73歳だった。
オリビア・ハッセーは1951年4月、アルゼンチンのブエノスアイレス生まれ。8歳でイギリスに渡り、ロンドンの舞台に立っていたところをフランコ・ゼフィレッリ監督に見出され、1968年、ウィリアム・シェイクスピア原作の映画「ロミオとジュリエット」で人気女優となる。ニーノ・ロータの音楽が忘れがたい。オリビアは撮影当時16歳。
「暗闇にベルが鳴る」(1974)「ナイル殺人事件」(1978)「復活の日」(1980)などに出演するが、その後は役に恵まれず、テレビ出演が中心となっていた。
2003年、映画「マザー・テレサ」(Madre Teresa)で「この役を20年間待ち続けた」というマザー・テレサの役を演じ、スクリーンに復活を遂げた。
シェイクスピアのジュリエットを演じ、聖母マリアを演じ、マザー・テレサを演じることができたなんて幸運としか言いようがない」と語っていた。
1960年代後半には、映画雑誌の表紙を飾ることもしばしば(「スクリーン」ほか)。
2005年来日時(写真)
私生活では1971年に米俳優ディーン・マーティンの息子と結婚したが、1978年に離婚。1980 年には歌手・布施明と再婚し、1児をもうけたが、1989年に再び離婚していた。
■オリヴィア・ハッセー(Olivia Hussey)
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本名: Olivia Osuna
生年月日: 1951年4月17日
出生地: アルゼンチン・ブエノスアイレス
国籍: イギリス
職業: 女優
ジャンル: 映画、舞台、テレビ番組
配偶者:
・ディーン・ポール・マーティン(1971年 - 1978年)
・布施明(1980年 - 1989年)
・デヴィッド・アイズレー(1991年結婚、現夫)