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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「ディア・ドクター」(2009)</span>

有楽町の「シネカノン 1丁目」で昨日(14日)「ディア・ドクター」を見た。

比較的地味な、この映画を見ることにしたのは、評判がよかったのと、
出演俳優が、注目している俳優(香川照之)、名わき役(余貴美子笹野高史)、
お気に入り女優(井川遥)、昔のファン(八千草薫・・・「寅さん」の頃と
比べると、さすがに年齢は感じます。当然か)など「豪華」だったからです。

余、笹野はともに「おくりびと」に出ていましたが、余はいつも化粧っ気もなく、
目だけで合図するシーンがありますが、うまいですね。笹野は、名人芸です!(笑)。





主演は、映画初主演となる笑福亭鶴瓶と、最近若手注目株の瑛太(はじめてみました)。

お笑いの世界では、鶴瓶は重鎮の一人でしょうが、俳優としても主演は初めてとは思えない
くらいに成功したようです。

田舎のまさに寒村では、高齢化社会の縮図のように、高齢の住民が多く、村には、たった一人の医者
鶴瓶)しかおらず、頼りにされていた。ところが、この医者は、親は医者だったが、本人はニセ医者。だんだんと、精神的にも追いつめられていき、逃亡を図るが・・・。

過疎地の医療問題など、今日的テーマはタイムリーか。

薬屋(香川照之)と結託して、何でもかんでも薬を、とノルマのように患者に薬を売りつけ、
悪徳を積む。あるとき高齢の未亡人(八千草)が、お腹の具合が悪いのは、ガンのせいと思い込み、
病院に勤務する自分の娘(井川)のところに入院することになるが・・・。

ニセ医者の仮面を剥ぎ取るべく二人の刑事が、村にやってきて聞き込みを続けるが、村人たちの反応は・・・。

縦糸、横糸入り乱れて、単調な話を複雑にしているが、「嘘」と「真実」など鑑賞者に考えさせる
ねらいなのか。

個人的には、考えさせられる映画と思いましたが、あえてなのか
あいまいさも残して、いまひとつ(残念!)。余貴美子が、医者に目で合図するシーンはよかった。

★★(DVDでも)


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