吉永小百合は、子供時代はラジオ番組の「赤胴鈴の助」の声の役で知っていましたが、後の「日活の看板女優」として、浜田光夫と共に1960年代の日本映画界に一大旋風を巻き起こしました。それまでの男性アクション映画路線がマンネリ化していた当時の日活にとっては、吉永・浜田コンビの純愛・青春映画路線は、新たな日活映画ファンの獲得と支持を集めることになりました。
リアルタイムでは見ていませんが、後に学生時代に劇場で見ました。
その後、ベストセラーを映画化した「愛と死をみつめて」は、大いに観客を泣かせ、テレビでもドラマ化され放送されました。
小百合のブロマイドは爆発的に売れ、1964年(昭和39年)、1968年(昭和43年)、1969年(昭和44年)と、年間売上実績で女性部門1位に輝いたといいます。
小百合と共に青春時代を歩んだ世代に「サユリスト」と呼ばれるファンが多い。
fpdより上の世代ですので、この中には入っていません(念のため。爆)。
「キューポラのある街」はこんな話。
「キューポラ」とは、鋳物をつくるために鉄を溶かす溶銑炉のこと。
鋳物工場の屋根から飛び出た煙突があちらこちらで煙をたなびかせている。
小さな鋳物工場が大工場に買収されると決まって、そこに長年勤める石黒辰五郎(東野英治郎)ら数人が、首になることになった。
辰五郎は克巳をなだめた。克巳は憤る。「自分はいい車に乗って、妾なんかつくりやがっているくせに」 「馬鹿いうんじゃねえ、親方にゃそれぐれえの甲斐性がなきゃ駄目だ」 辰五郎は長年世話になった親方をかばう。
弟のタカユキ(市川好郎)はガキ大将で、朝鮮人の子、金山サンキチ(森坂秀樹)をいつも従えている。タカユキは些細なことで父親の辰五郎と喧嘩し、家出してしまう。サンキチの母親(菅井きん)の働く食堂で飯にありつく。いい子分を持っているのである。
ジュンを取り巻く家族や友達などの姿などひたむきな青春の群像劇となっていた。
ところで、先日、TVで「秘密のケンミンSHOW」で、わが郷土、埼玉県が紹介されていました。
埼玉に特徴はあるか?(爆)。埼玉は「北関東か、南関東か?」といった論争も話題となっていました。
個人的には、埼玉は、北関東の1県という認識です。東京以北が「北関東」。群馬、栃木、茨城、埼玉です。この4県では、「もっとも都会的」(爆)です!
東京以南が「南関東」の1都2県(「千葉」「神奈川」「東京」)。
「南関東」に属して、負い目を感じるより、北関東で、トップに君臨するのがいいのだという意見がありました。まあ、そんなところでしょう。「北関東」のださい県と一緒にするな、という気持ちもわかります。とくに埼玉の県民の多くが、東京で仕事をしています。
東京のベッドタウン化は、かなり進んでいるようです。
埼玉に住みながら「埼玉都民」という言葉もあるほどです。fpdは、シティ・ボーイ(都会人)を装っていますが(爆)、元は、生まれも育ちも埼玉県民です。
「埼玉で産湯を使い、姓はfp、名はd、ひとよんで “fpd”と申します。」
東京の大学まで片道2時間、4年間通いました。根性あるな!
社会人になってからは、さすがに自宅通勤は無理で東京で暮らすことに。ウン十年間!
5年前に埼玉に「凱旋」(ではなく、とほほ)、家を購入し、再びサイタマ・ケンミンとなりました。しかし、隠しても隠せない都会の洗練された「垢」!(爆)。
おっと、いつもの脱線。「キューポラのある街」の吉永小百合は清純派で、以降、清純派で本格的に売り出しました。
天は2物、3物を与えているのではと「不平等」を感じる人もきっといますよね(爆・爆・爆)。
新作の「おとうと」は、当ブログコメント1位に君臨する「moreさん」も超・お勧めということで、見る予定です。
☆☆☆☆