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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「青い車」(2004)・・・麻生久美子、宮崎あおいで姉妹役</span>


ずいぶんと、醒めた人間もいるものです。この映画の主人公、リチオ(ARATA=俳優の名前)のことです。なにごとにも無関心というのか。恋人のアケミ(麻生久美子)とも、常に一定の距離を置いている。

麻生久美子はやはりいいですね。




そのリチオの過去がフラッシュバックして映し出されます。 幼い頃事故に遭って、片目に大きな傷を負っていることがわかります。常人には理解できないような行動をとったりします。


いつも黒いサングラスをかけているのは、自分の内面などを誰にも見せたくないというように受け取れる。ほとんど感情をあらわにすることもなく、中古レコード店に勤め、時々クラブでDJをしながら淡々と日々を過ごしていた。そんなある日、アケミの妹・このみ(宮崎あおい)に、偶然出会う。このみは、そのままアパートまでついてきて、リチオのサングラスをはずした顔を見たいと言う・・・(Gooより)。


青い車」は、ミチオの車のボディの色。

ミチオはかなり虚無的で、物事に情熱を持たず、感情を表すのは、夢の中だけ。

なかなか理解できないのは、ときどきナイフで自分の腕に傷をつけること。諦めか。醒めた視線。恋人との幸せも、自ら遠ざけてしまうという性格。ところが、アケミが突然事故で亡くなって、ようやく自発的に生きようという意欲に目覚めていく・・・。



この映画も、麻生久美子の出演作品ということで、見てみました。この、麻生・映画の旅はまだまだ続きそうです。麻生と宮崎やよいが姉妹を演じている。姉の恋人に妹のこのみがアプローチしていく。このみが、リチオと逢瀬を重ねてしばらくしてから、姉に「リチオと寝た」と告白するが・・・。

←こんなに写真を大きく扱うと、まるでfpdが麻生久美子の大ファンのような誤解を与えてしまいそうです。あえて否定はしませんが、熱烈ファンではないです(爆)。


この当時の宮崎あおいは、3億円事件の犯人を演じた「初恋」で、鮮烈な印象がある。目の力強さ(目力)を感じた。あれから数年。いまやTV、映画で堂々と主演する若手女優の先頭を走るひとりとなっている。(あまり好みのタイプではないですが=失礼。爆)ときどきキュートな表情を見せるときがありますね(笑)。同じ「あおい」なら、蒼井優・・・って、ひろちゃんと同じか(爆)。


麻生久美子は、演技がいつも思うことですが、ナチュラル。このナチュラル感がいいですね。
田口トモロヲなどややアクの強い脇役も出ていました。この人は、NHKの「プロジェクトX」のナレーションがよかったですね(話題がそれました。笑)。


人間、何か、あるいは人を失ってみて、その大切さを知るというのをテーマにした映画か。