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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「ジャージの二人」(2008)・・・不思議なコメディながら面白い!</span>


ジャージの二人」(2008)は、面白い! 
まったくお金をかけていない映画で、こんな映画もあるんだということを見せつけられました。

この映画を見ると、ジャージを着てみたくなる(爆)。
コーン・アイスクリームとトマトも食べたくなりましたよ。

わけあり親子二人(父と息子)の夏の避暑地でのスローライフを中心に描いたコミカルで、単調なストーリーのなかに、ほのぼのとした暖かさがあり、ほっとするような、共感できる映画だった。


このところ快進撃が続く堺雅人が、無職32歳の息子を演じている。映画全体に流れるスローな展開が、逆に新鮮に映る。 ”何もしない夏”が映画の宣伝文句になっているようだが、ひと時、こんな生活もいいのでは・・と思わせる映画でした。




東京では、日中30度を越す猛暑が続く中、現実から逃れて夏の「涼しい」山荘(設定では軽井沢)で、くつろいで、テレビで猛暑のニュースを見ながら「やった!」というように、小さなガッツ・ポーズをするおかしさ。


この無職男は、妻がいるが、夫婦間で折り合いが悪いのと、妻に愛人がいることがわかり、失業したのをきっかけに、小さいときに離婚した父親との二人の避暑生活が慣例になっている様子。父は、再婚した相手との間に生まれた娘、ハナコ田中あさみ)も、避暑に連れてきて「ジャージの三人」になり、やがて父娘が葬式で帰った後は「ジャージの一人」になる。


父親の口癖「なんかこう~」といってから、考えていうおかしさ。そのおかしさは遺伝となって息子にも伝わっている。「なんかこう」おかしいのだ!(笑)


スローライフの中で、山間部であることから、携帯電話が「圏外」になってしまうが、女子中学生が、あるところで、いつも手を上げている姿に出くわす。あとで、ははーんとわかるが、現代的なハナコは、一目見てすぐに「それ」を理解してしまう。


映画のシーンでは、時を経て繰り返して同じシーンになる場合があるが、この映画でも「繰り返し」効果が生かされている。父親(54歳)を演じるのは 鮎川誠(シーナ&ザ・ロケッツ)で、そのこだわりようがおかしい。ジャージへのこだわり、甘いものへのこだわり(人のことは言えない。爆)。その上仕事嫌い。元は、自然などの写真撮影をしていたらしい。娘のためにも一仕事すっか・・・という父親らしいところも。

山荘を時々訪れるへんなおばさんである遠山さん(大楠道代)、父親の友人(ダンカン)、息子の妻(水野美紀)などが出演している。

最後のオチは、なかなかです!

”なんかこう~・・・・・・・いい映画だな!”(爆)

監督・脚本は中村義洋


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