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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「シービスケット」(2004)

シービスケット」(2004)は、実在したサラブレッドの伝説的な名馬 "シービスケット”の挫折と栄光、その馬の活躍を支えた3人のホースマンの物語でした。

 

原作は、450万部を超えたベストセラーでノンフィクション。
時代は1929年の大恐慌のあと、アメリカは苦難の季節を迎えていた。

 

自動車販売で成功したものの、息子を事故で亡くし、妻にも去られた大富豪ハワード(ジェフ・ブリッジス)。開拓時代の終焉により、時代遅れのカウボーイとなったトム・スミス(クリス・クーパー)。一家離散の憂き目に合い、草競馬のジョッキーに身をやつした青年レッド(トビー・マグワイア)。

 

1938年、人生の辛酸をなめていた3人の男は、運命の糸に導かれるようにして一頭のサラブレッドに出会う。その名はシービスケット。彼らと同じく運に見放された小柄な馬だったが・・・。

 

苦境の中で夢を賭けた男たちのロマンと、それを背負って走った勇敢なサラブレッド。
映画の中では、レース・シーンの圧倒的な美しさが、迫力がありましたね。

 

 

スパイダーマン」のトビー・マグワイアが、別の一面を見せてくれました。
あの「ラスト・ショー」の青年のジェフ・ブリッジスが、初老になって貫禄を示していました。

 

サラブレッドの活躍に夢を託した形になっていましたが、これを自分たちの人生に重ね合わせていました。一度は挫折・辛酸をなめたものの、夢を実現していく壮大なロマンでした。

 

☆☆☆

 

必見の価値あり。