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<span itemprop="headline">映画「トゥルー・グリット」(2010)</span>


 
トゥルー・グリット」(原題: True Grit、2010)は、コーエン兄弟監督・脚本による2010年のジェフ・ブリッジス主演の西部劇映画。アカデミー賞に10部門ノミネートされた
 
1969年のジョン・ウェイン主演の西部劇「勇気ある追跡」(原題:True Grit)のリメイク作品。父を殺された14歳の少女の仇討の物語である。「勇気ある追跡」で少女を演じたのは、キム・ダービー(「いちご白書」)だったが、今回演じているのは、ヘイリー・スタインフェルドという長編映画デビュー作となる新人女優(当時14歳)。
 

 
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映画の冒頭、ナレーションで”悪しきものは、追われなくても逃げる。(悪行の)代償は払わなければならない。代償がない(フリー)のは、神の慈悲のみである” と語られる。
 
この映画の主役は、”トゥルー・グリット本物の勇者)”と呼ばれる保安官ルーベン・コグバーン(ジェフ・ブリッジス)だが、真の主役は14歳の少女、マティ・ロス(ヘイリー・スタインフェルド)かもしれない。それほどマティには存在感があり、とても14歳とは思えない確固とした考え方と信念を持っている。外見が「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツにも似ている雰囲気がある。
 
ヘイリー・スタインフェルドはこの映画で、いきなりアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたほか、多くの映画賞を受賞している。
 
 

 
ストーリー:
トム・チェイニー(ジョシュ・ブローリン)なる男に父を殺害された少女マティ(ヘイリー・スタインフェルド)は、彼が逃亡した先住民居留地にひとり向かい、元泥棒で大酒飲みの悪名高い保安官・ルーベン・コグバーン(ジェフ・ブリッジス)に50ドルの報酬で、復讐の助力を依頼する。
 
コグバーンは、100ドル(前金で50ドル)を要求するが、内心は、娘ひとりでの仇討ちなど夢物語、とマティの依頼を一笑に付すのだった。しかし、同じくチェイニーを追ってきて、生け捕ろうとするテキサス・レンジャーのラ・ビーフマット・デイモン)の協力を得て、ようやくコグバーンはチェイニー追跡に乗り出す。
 
足手まといになるとの彼らの罵声を意に介さず、ただ一頭の愛馬とともに追ってきたマティを含めた三人組は先住民居留地に踏み入り、チェイニーがお尋ね者ラッキー・ネッド一味と合流していることを知って、彼らを待ち受ける。
 
少女マティの復讐は果たして無事行なわれるのか・・・。
 

 
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保安官や馬の売買商人に対してのマティの値段の交渉能力の高さにも驚く。
「殺された父には友人がなく、弟は小さいうえ、ママは泣くだけで、私(マティ)が、保安官を雇って、宿敵を探し出す」しかないということなのだ。
 
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西部劇は1980年代以降は製作も下火になっていた。
そんな中、クリント・イーストウッド監督・主演の「許されざる者」(1992)ラッセル・クロウ主演の「3時10分、決断のとき」(2007)くらいだったが、「トゥルー・グリット」は久しぶりの西部劇映画だったかもしれない。
 
ジェフ・ブリッジスは「ラスト・ショー」(1971)のころから見ているが、近年では、競走名馬を描いた「シービスケット」(2003)などが印象に残る。
 
ラストシーンで、マティが25年後、そこからさらに30年後に”衝撃的な姿”で登場するのだが・・・。
 
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