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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">フランス・ミュージカル映画の新作「愛の歌」</span>

「Les Chansons D'Amour」(レ・シャンソン・ダムール=愛の歌)がパリで公開されヒット
したようです。米国では、ことし3月に公開。日本での公開は、いつになるのか。


カンヌ映画祭コンペティション部門にも登場した映画である。

監督のクリストフ・オノレ(36歳)は、フランス映画界の次世代を担う人材として大きく
注目されているらしい。

オノレ監督は、一流映画雑誌「カイエ・デュ・シネマ」から批評家としてキャリアをスタートさせ、
正統派シネフィルとして、世間の期待も高いようだ。

この映画の主人公のイスマエルを演じるのは、ルイ・ガレル

アート系映画監督フィリップ・ガレルの息子で、大俳優ジャン・ピエール・レオーの後継者
といわれているらしい。





その恋人ジュリーには、フランス映画界の若手人気女優、リュディヴィーヌ・サニエ

ジュリーの姉ジャンヌには、カトリーヌ・ドヌーヴの娘、キアラ・マストロヤンニ
(イタリアの名優、マストロヤンニの娘さんが映画に出ているとは、時代を感じさせますね=写真=傘を
さしている女性=マルチェロ・マストロヤンニにそっくり!)

ストーリー:
イスメル(ルイ・ ギャレル)は、ガールフレンド ジュリー(リュディヴィーヌ・サニエ)と
一緒に暮らしていたが、やがてその2人の生活にデヴィッドの仕事仲間であるアリスが割り込んでくる
・・・。奇妙な三角関係の生活が・・・。

驚くべきことは、そんないまどきなパリジャン達の恋愛模様が、なんとミュージカル仕立てで
描かれているということか。

台詞の一部がフレンチ・ポップスに置き換えられており、彼らの心理描写をシャンソンに託したもの。

舞台は、パリ10区。
インドカレー屋街として有名なパッサージュ・ブラディのそばに、ジュリーのアパートや、
イスマエルとアリスの勤務する雑誌社がある。




また、映画館「ブラディ」が近くにある。
冒頭のシーンから、ジュリーはこの映画館に並んでいる。

実はここは、B級映画やハードコアを上映するというマニア向けの映画館。
こういう細かいところにも、オノレ監督のシネフィルっぷりがうかがえて、ニンマリ
させるということのようだ。

映像はこんな感じですね:http://jp.youtube.com/watch?v=Gku-oylnSV0