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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">次世代DVD方式がBlu-rayに一本化</span>


 次世代DVD規格をめぐる方式戦争が終結した。

 日本では、まだまだ購入客が少ない(撤退したT社のHD DVD機器の販売は20,000台)ため、
 ほとんどの消費者にとっては、購入前にフォーマットがBlu-ray(BD)方式に一本化したことは、
 歓迎すべきことだ。

 20年前の「VHS」対「ベータ」方式のビデオテープ戦争の教訓があるので、
 傷が浅いうちにT社が撤退を決めたのは、”英断”ではないかと思う。

 もともと、今の映画ソフトの主流であるDVD規格の旗振り役だったT社にしてみれば、苦渋の
 選択といえると思うが、先々の混乱、リスクを考えると仕方がないのかとも思う。

 規格フォーマットが、二つ以上存在すること自体、消費者にとっては迷惑な
 話だった。たとえば、リタイヤした年配者が映画を高画質で見ようとHD DVD
 を購入。有名な映画タイトルソフトがあっても、それは「再生できません」では・・・。

 今回の規格争いでは、前回対立した2大陣営、松下(パナソニック)とソニーが、
 Blu-ray陣営におり、T社1社と競う展開だったので、先は読めていたということも
 できる。ただ、米国の映画会社の支持が割れていたことで、ここ1,2年論争が
 続いていた。米国の大手流通の撤退も引き金になった。


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 「新世代DVDをめぐり、東芝が自社規格「HD DVD」の撤退を決めたことで、関連業界が
 統一規格となる「ブルーレイ・ディスク(BD)」へのシフトを強めている。支持が割れていた
 米映画大手6社もBD支持で足並みをそろえた。ただし、小売りの現場では、顧客ニーズを
 にらんでHD DVD機器の販売を継続する動きもあり、“敗戦処理”の余波は続きそうだ。」

 それこそ、将来、本当にリタイヤしたときに、大画面・高画質液晶(またはPDP)テレビで、
 心ゆくまで、見たいときに、見たい高画質の映画を見るのは、大きな楽しみであることは間違い
 ないので(笑)。

 方式論争、これにて一見落着。