きょう、夜9時過ぎだったでしょう。
駅を降りて、帰宅の途上、暗い夜道・・・。
暗がりで、向こうから人影。
こちらは、男。向こうは女性。
間違われないように、できるだけ路の端を歩いて、
急ぎ足で歩いていました。
そしたら、30歳前後と思われる若奥さんらしき人が
近づいて来るのです。そして、いきなり、見ず知らずの私に
向って、こういいました。
「すみません、”せみ”をとってくれませんか?」と。
一瞬、「ええ」と聞き返しましたよ。
そしたら、もう一度、「せみをとってくれませんか」
というのです。
暑さのせいで、頭があさってに、と思って、「いいえ」と
言って、そそくさとその場を後にしました。
考えてみました。
もしかしたら、小さい小学校の子供がいて、夏休みの宿題か
なにかで、せみを探している。お母さんとしては(事情があって、
旦那さんと離婚している・・・)、誰かに頼むしかなかった・・・。
そうだとしたら、悪いことをしたな・・・と思ったり。
いやいやそうではないだろう。
あんなに真っ暗の中で、知らない人間に話しかけてくるとは、
”普通”とは思えない。
おかしな、体験でした。
昼間、明るいところで、あそこの木に止まっている「せみ」を
とってくれませんか・・だったら、むかしとった「きねづか?」。
小さいころは、せみ、トンボ、ちょうちょ、こおろぎなどをとったり、
田舎の自然の中で生活していましたから・・・(爆)。