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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">(37)「クイーン」(2007)ヘレン・ミレンがエリザベス女王にそっくり。</span>




 
 今日1日は、「映画デー」ということで行ってきました。
 銀座シャンテにて。
 前から観たかった「クイーン」。

 ヘレン・ミレンがすばらしい!

 一言で言ったら、それに尽きます。

 今年のアカデミー賞主演女優賞で、「クイーン」のヘレン・ミレンが受賞
 したということで見に行きました。「プラダを着た悪魔」のメリル・ストリープ
 抑えての演技とはどのようなものかと、興味しんしんでした。

 「クイーン」のヘレン・ミレンをみて、納得。
 最初から最後まで、釘付けでした。威厳があり、かっこいい(笑)。

 英国のエリザベス女王といっても、われわれは、写真くらいしか知りませんが、
 大変人間味のある女王の日常、振る舞い、仕事、プライベートなどが垣間見えて
 映画の力はすごいと思いました。

 女王の孤独感、悲しみ、思いやり(自然の鹿との対面、後にハンターに
 撃たれたことへの哀しみなど)が、ヘレン・ミレンを通して、
 伝わってきました。

 驚いたのは、自身で車を運転して、外へ出かけるなど、積極的で、
 パワフルであるということ。歩き方も、大またで(多少、がにまた=
 失礼)、威風堂々としているのに驚きました。

 演じたヘレン・ミレンの力なのでしょう。
 国民へのメッセージをテレビカメラの前で、語るシーンには、
 感動しました。(チャップリンの「独裁者」のような、新鮮な
 感動ですね)

 ヘレン・ミレンは、堂々としている一方で、しわの1本、1本まで
 年輪を感じさせ、むしろチャーミングにさえ思えました。非常に
 魅力的です(年齢ではないですね)。

 演じた俳優陣がすばらしい。
 ブレア首相、ロイヤルファミリーの面々。
 ブレア首相夫人も、現代的で、さばさばして好感が持てる(笑)。

 トニー・ブレア首相との、2回目の正式な面会のときに見せる
 エリザベス女王の目の鋭さには、演技以上にリアルさを
 感じました。

 ダイアナ元皇太子妃の事故死に端を発した、世間の英ロイヤルファミリー
 バッシング。女王の苦悩を救い、国民と和解させようとするのが、
 ブレア首相というのが面白い。威厳をたたえる女王だが、ユーモアを
 失わないチャーミングな女性としての一面も強調している。

 現実に生きている人たちを扱うことは、微妙な問題も
 はらんでいると考えますが、よく映画を作ったものだと
 感心します。某国で、こういう商業映画ができるか?
 考えましたね。

 実名で政治家が出てくる「小説・吉田学校」などは、大半が
 歴史上の人物でしたが、公開当時は、田中・元首相、中曽根さん
 (今も元気)、麻生さん、なども若手で出てきましたが・・・。

 ヘレン・ミレンは、女王そのもののような風格と演技で圧倒
 しました。

 女王が、あるとき、ヘレン・ミレンをディナーに招待したところ、
 米国で撮影があり、断ったというニュースがありました。

 女王サイドでは、王室の招待を断るという「選択」は、
 微塵も考えが及ばなかったようです。

 意図的に断ったのか、過密スケジュールで、丁重にお断り
 したのか定かではないですが、一般的には、どんな用事が
 あっても、王室の招待を断るというのは・・・勇気がいる
 ことだったでしょう(笑)。

 ヘレン・ミレンは、見たことがあるか、ちょっと考えたら、
 かつて「カリギュラ」に出ていたようです。これは観ていましたが、
 あまり印象にない。

 久しぶりに、映画で、演技と重厚なストーリーに
 感動しました。余韻を残す1本になりました。

 
 
 ☆☆☆☆