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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

女優(18)「キャスリーン・ターナー」:過去の人になってしまうのか、最近見ません。

 ↑写真:下から2番目「女と男の名誉」では、ジャック・ニコルソン

アンジェリカ・ヒューストンと共演 。下:「白いドレスの女」の一場面
 
キャスリーン・ターナー(1954年生まれ)は、1980年代の半ばごろは、最も好きな女優でしたが、最近は映画で見なくなりました。

印象に残るのは、デビュー作「白いドレスの女」。匂いたつような、けだるいムードの中で、恋人と組んで、旦那(リシャード・クレンナ)の殺害を企てる映画だったと思います。
夜、恋人(ウイリアム・ハート)が、キャスリーン邸を訪ねるときに、中で様子を見て、
待っているキャスリーンの "男を待つ”表情と、その後に続く”官能シーン”には、ゾクゾクしました。すらりとした長身(178センチ)で、知的な雰囲気。

その後は、マイケル・ダグラスとの共演で「ロマンシング・ストーン」「ナイルの宝石」とコミカルで、ロマンティックなアドベンチャー映画で、野生的な魅力を発散していました。
この2作品は、いいですね。このあたりで、コンビを組んでいた、M.ダグラスと後に
ローズ家の戦争」で共演しますが、結婚して、何年もすると、こうなってしまうのか、という"怖さ”を教えてくれました。まさに、大掛かりの生きるか死ぬかの戦争でした。「結婚はしたくない」と強く(!)、思いましたね。時すでに遅く「早まったか」でした。

「女と男の名誉」では、ジャック・ニコルソンアンジェリカ・ヒューストンらと共演。ニコルソンとのラブシーンも、強烈でした(笑)。

最も気に入っているのがフランシス・コッポラ(「ゴッドファーザー」)監督の「ペギー・スーの結婚」で、ニコラス・ケージと共演。夫と別居中のペギー(K.ターナー)は高校の同窓会に出席する。ちょっと眠っているうちに、高校時代にタイムスリップ。やり直しができるのか、といったコメディタッチの青春映画でした。代表作といえば、これでしょうか。

「私がウォシャウスキー」は、B級映画ながら、女性探偵に扮して、かっこいいところをみせました。このころ、舞台にも出演していて、ブロードウエイで、K.ターナー
「熱いトタン屋根の猫」(映画版は、エリザベス・テーラー)をみて、より親しみを
覚えました。

ここ数年、新作がないようで、さびしいですね。やはり、ハリウッドの年齢による「壁」にあたっているのかなぁ、などと考えています。「キャスリーン!カムバッーーーク!」(映画「シェーン」の口調で)。
 
しかし、チラッと最近の写真を片目を開けて見ると、だいぶ年齢を感じさせるのと、体重も増やしているようなので、「見たくない」(笑)気持ちも半々です。あの「白いドレスの女」がキャスリーン・ターナーなのだと、思いたいので・・・。

出演作品:
■ビューティフル(2000)
ヴァージン・スーサイズ(1999)
■スキャンダル(1998)
■シンプル・ウィッシュ(1997)
■ムーンライト&ヴァレンチノ(1995)
シリアル・ママ(1994)
■心の扉(1992)
■私がウォシャウスキー(1991)
ローズ家の戦争(1989)
■偶然の旅行者(1988)
スイッチング・チャンネル(1988)
ペギー・スーの結婚(1986)
■女と男の名誉(1985)
■ナイルの宝石(1985)
■クライム・オブ・パッション(1984
■ロマンシング・ストーン/秘宝の谷(1984
■2つの頭脳を持つ男(1983)
白いドレスの女(1981)