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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

ドラマ「コミンスキー・メソッド」(シーズン2)に突入。年寄りの昔話に花が咲くが…(笑)。

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ドラマ「ミンスキー・メソッド」(シーズン1、全8話)を見終わり「シーズン2」に突入した。シーズン2でゲスト出演のキャスリーン・ターナーの変貌ぶりには、言葉も出ない(笑)。シーズン3でレギュラーで登場という。

キャスリーン・ターナーは「白いドレスの女」(1981)でデビュー。「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」(1984)「ナイルの宝石」(1985)「ローズ家の戦争」(1989)でマイケル・ダグラスと共演。今回のドラマは、ダグラスの元妻役で再共演。

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アラン・アーキンが妻を亡くし、そこに現れたのが50年前の彼女(ジェーン・シーモア)。「007 死ぬのは奴らだ」のボンドガールとしてデビューしたシーモアの美貌は健在だった。どちらかというと堅物のアーキンで、やけぼっくいに何とかという展開が大いに笑わせる。

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そんな中、ダグラスの娘(33歳)が、言いにくそうに父(75歳)に切り出す。「彼氏ができたが、少し歳しが離れている」という。「10歳くらい上か?」とダグラスがきくと「もうちょっと上」。「20歳?」というと「お父さんに近いくらい」だというのだ。これにはダグラスも驚くが、3人で食事をしたいということで、ダグラスがでかける。

ダグラスと娘の彼氏(66歳)の会話がとにかく昔の話で盛り上がるのだ。完全に娘は話についていけず、置いてきぼりにされてしまう。

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1986年生まれの娘には「リックって誰?」となる(笑)。

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guchさんが聞いたら「うんうん」と身を乗り出すに違いない話題ばかりだ。「カサブランカ」のリックの名セリフの登場は序の口。ワールドシリーズが行われたニューヨークのシェイ・スタジアムだ。

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「人生最高の日」といった後に、となりの娘が不機嫌な顔をしていたので、一番は「お前が生まれた日だ」と付け加える。

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1969年の大リーグ・ワールドシリーズのメッツの優勝ウォルター・ブレナンの西部劇などなど。さらに、3日~4日間開かれた「ウッドストック」フェスティバルも。

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「ジミヘン」は、歌手のジミー・ヘンドリックスで、「ウッドストック」に参加したジョーン・バエズなど大勢の歌手の中でトリを務めた。

アメリカ人で一定の世代(60代)以上なら誰でも知っている言葉がポンポンと飛び出てくる。

登場する固有名詞の一部。

リック・ブレイン:

カサブランカ」(1942)でハンフリー・ボガートが演じた役名。映画は、リックがルノー(署長)に言うセリフ「ルイ、これが俺たちの友情の始まりだな(Louis, I think this is the beginning of a beautiful friendship.)」で締めくくられる。映画名セリフの一つとして有名。

1969年のワールドシリーズ

メジャーリーグベースボール(MLB)の優勝決定戦の第66回ワールドシリーズが10月11日から16日にかけて計5試合が開催。その結果、ニューヨーク・メッツ(略称:NYM、ナショナルリーグ)がボルチモア・オリオールズアメリカンリーグ)を4勝1敗で下し、球団創設8年目で初の優勝を果たした。

弱小球団のメッツが予想外の快進撃だったことから、人々は "アメイジング・メッツ"( Amazin' Mets「 驚異のメッツ )」や "ミラクル・メッツ"(Miracle Mets「奇跡のメッツ」)と称した。

同じニューヨークが本拠の常勝軍団といわれるヤンキースに比べ戦力、知名度共に劣っており、1969年1986年と2度のワールドシリーズ制覇を成し遂げた時期を除いて、下位に沈むことが多い。

1986年には日本の読売ジャイアンツでもプレーしたデーブ・ジョンソンを監督として迎え、2度目のワールドチャンピオンとなった。安定した投手陣、ソツない打線でぶっちぎりの優勝だった。エースにはドワイト・グッデン1984年の新人王)、主砲にはダリル・ストロベリー1983年の新人王)など若い世代の選手達が活躍した年でもあった。

ウッドストックとジミヘン(ジミー・ヘンドリックス):

ウッドストック・フェスティバル」は、1969年8月15日(金)から18日午前にかけての4日間、アメリカ・ニューヨーク州サリバン郡ベセルで開かれた、ロックを中心とした大規模な野外コンサート。最終日のトリを務めたジミ・ヘンドリックス。愛と平和、反戦を主張するヒッピーや若者ら約40万人が集った。

コンサートの模様は「ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間」というドキュメンタリー映画として公開された。マイケル・ウォドレー監督、マーティン・スコセッシ編集のこの映画は1970年に公開され、アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞。

ジミー・デュランテ:

「デカッ鼻」("Schnozzola")のあだ名で人気を博し多数の映画に出演した俳優でコメディアン。「おやすみ、Mrs. Calabash(カラバッシュ)「 The Jimmy Durante Show」(1959)のセリフ。

ウォルター・ブレナン

西部の男」「ヨーク軍曹」「リオ・ブラボー」などに出演した名バイプレーヤー。「大自然の凱歌」(1936)で初のアカデミー助演男優賞を受賞。その後は貴重な脇役として生涯に230本に及ぶ作品に出演。またKentucky、「西部の男」で同じ助演男優賞を2度も受賞するなどの国際的なスターになった。アカデミー助演男優賞を3回受賞した俳優は現在ブレナンしかいない。