「リトル・ミス・サンシャイン」でオスカー受賞。
米国のベテラン俳優のアラン・アーキンが6月29日、カリフォルニアの自宅で亡くなった。89歳だった。
アラン・アーキンは、1966年「アメリカ上陸作戦」で映画デビューするや、いきなりアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、ゴールデングローブ(GG)賞を受賞。
翌1967年にはオードリー・ヘプバーン主演の「暗くなるまで待って」に出演。盲目の主婦オードリー・ヘプバーンを襲う暴漢を演じていた。1968年の「愛すれど心さびしく」で再びアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。
1970年代は監督にも進出する一方、「キャッチ22」(1971)などのコミカルな作品においての演技、テレビドラマでは「サイマス・キュデルカの亡命」などのシリアスな演技と幅広く活躍。
2006年度には「リトル・ミス・サンシャイン」(2006)のおじいちゃん役で、アーキンは、最有力と思われていた「ドリームガールズ」のエディ・マーフィを制し見事、助演男優賞を受賞。
第79回アカデミー賞助演男優賞と英国アカデミー賞助演男優賞を受賞した。2012年度には「アルゴ」で再びアカデミー助演男優賞にノミネートされた。
「ジーサンズ はじめての強盗」(2017)「ダンボ」(2019)、近作に「スペンサー・コンフィデンシャル」(Netflixオリジナル、2020)など。ほかにテレビシリーズ「コミンスキー・メソッド」(2019〜2021)など。
「ジーサンズ〜」では、なんとマイケル・ケイン、モーガン・フリーマンと3G(3ジィさん)共演。その後、3Dコンピューターアニメ「ミニオンズ フィーバー」では声優で出演している。
「コミンスキー・メソッド」ではマイケル・ダグラスと共演して、演技論が面白かった。
出演作はこのほか「ガタカ」(1997)「ポイント・ブランク」(1997)「アメリカン・スイートハート」(2001)「ゲットスマート」(2008)など多数。
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熊本ミノルさんはアラン・アーキの大ファンを公言していて「愛すれど心さびしく」は、何千本も見た映画の中でもベスト10に入る作品とのこと。”心さびしく”なりますね。アーキンの誕生日は3月26日(1934年)でfpdと同じ(←関係ない)。
ご冥福をお祈りいたします。