映画「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐役などで知られるクリストファー・プラマーが死去した。91歳。マネジャーが5日、発表した。
カナダ人俳優で「サウンド・オブ・ミュージック」（1965）で、ジュリー・アンドリュース演じる主人公の相手役、ゲオルク・フォン・トラップ大佐が有名。
「空軍大戦略」（1969）「マルコムX」（1992）「インサイド・マン」（2006）などに出演。
2009年の「終着駅 トルストイ最後の旅」で第82回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、2011年の「人生はビギナーズ」で第84回アカデミー賞助演男優賞を受賞した。82歳での受賞は、演技部門の受賞者の中では最高齢。
近年では「手紙は憶えている」（2015）「ゲティ家の身代金」（2017）などが印象に残る。「ゲティ家の身代金」は、過去の犯罪が発覚し降板したケヴィン・スペイシーの代役を急遽演じ、約10日間で該当シーンを撮り終えるという作品だった。
現在、現役の高齢俳優のひとりで、長生きしてほしいと願っていた俳優の一人だったので残念。マックス・フォン・シド―も昨年3月に90歳で亡くなり、引退していたがション・コネリーも昨年秋、90歳で亡くなった。
現役で90歳で健在なのは「男と女 人生最良の日々」（2019）のジャン＝ルイ・トランティニャン（90）、クリント・イーストウッド（90）などだが、あと数年、できれば100歳俳優まで頑張ってほしい。
ご冥福を祈ります。
