「ベルリン、ベルリン～人生はノンストップ！」（原題：Berlin, Berlin, 2020)を見る。38歳の主人公の女性が結婚式を挙げようというときに、元カレが乱入してきて、式をぶち壊し中止させてしまうというドイツのドタバタコメディ。
・・・
主人公ロルのナレーションで始まる。
「極限状態では普通に生きられない。極端な行動に走る。18歳の時に壮大な計画があった」というロル・ホルツマン（フェリーツィタス・ウォール）の独白。
さらに続いて「漫画を描き、恋愛をして、結婚する。いとこのハート（マティアス・クリムサ）はいい人だが、スヴェン（ヤン・ソスニオク）に走る。だが、30代半ばで計画を変更。子供を持つ。今まさに宣言するところ。アニメスタジオのトップになり、ハリウッドに売れるかも」。
スヴェンと別れたロル・ホルツマンは、親友ハートとの結婚式を行うさなかだった。ところが、スヴェンが結婚式場に現れて、計画がめちゃくちゃになってしまう。
裁判所で、被告人として手錠をかけられている花嫁姿のロル。結婚式場で、乱闘、暴力沙汰があったのか。裁判長から「極限状態とはなにか」と聞かれて「極限状態は、結婚式だった」と答えるロル。
ロルは、結局、二人のうち一人を選ぶと、もう片方との友情が壊れるということで、姿をくらましてしまう。
ロルは、仕事でタブレットパソコンを使っているが、リュックに入れていたタブレットごとリュックをダナ（セニア・ウーゼ）という女性にひったくられて持ち逃げされてしまう。そこから、ロルとダナの奇妙な旅が始まる。
ロルを探し歩く二人の男スヴェンとハートは、恋敵同士のはずが仲間意識が芽生える。
・・・
1時間20分のNetflixオリジナル映画で、アニメが登場したり、タブレットやスマホの位置情報を知り合いのパソコンマニアに調べるように頼むが、それが漫画チックに画面に登場する。目新しさを取り入れたようだが、ロルとダナが暗闇の中に入ると、アニメの目だけが二つ動き回る。ドタバタの割には、この映画は何を言いたかったのか、わかりにくい映画だった（笑）。ドイツ映画は、ラブコメにしても理屈っぽいのか？（笑）。
おすすめ度：★
