「ゲーム・オブ・スローンズ」(第四章)(全10話)を見た。シーズン1~8までのうちのちょうど半分の折り返し地点に来た。40話/全73話中。
架空の大陸ウェスタロスと七王国を舞台に、複数の名家が繰り広げる壮絶な覇権争いと人間ドラマを映画並みのスケールで描く。米国では、テレビ版アカデミー賞と言われるエミー賞や長い歴史を持つゴールデングローブ賞を受賞。
シーズン4である第四章「戦乱の嵐 -後編-」では、新たに登場するマーテル家とボルトン家の残虐さ、ラニスター家に待ち受ける怒涛の展開などが描かれる。
とくに、残虐の限りをつくしてきたラニスター家の若き王・ジョフリーが何者かによって○○(毒殺)されるシーンは圧巻。そして、ジョフリーの叔父に当たるティリオンは、父であるラニスター家の当主タイウィンのティリオンに対する仕打ちと裏切りへの復讐がついに成し遂げられることになった。
タイウィンは、ティリオンの愛人シェイが娼婦であったことから、忌み嫌っていたと思われたが、牢獄から脱出してタイウィンのもとを訪れると、そのベッドにいたのはシェイだった。
ジョフリー殺害の罪をティリオンになすりつけ、裁判で虚偽の発言をして裏切ったシェイを殺害し、厠(かわや=便所)にいた憎っくきタイウィンを発見。ついに生まれた時から無視され嫌われてきたタイウィンへの積年の恨みを晴らす時がきたのだった。このあたりは、全体を通しても名シーンかもしれない。
【第4章】
▼第2話「獅子と薔薇」(The Lion and the Rose)
▼第3話「奴隷解放者」(Breaker of Chains)
▼第6話「裁判」(The Laws of Gods and Men)
▼第8話「山と毒蛇」(The Mountain and the Viper)
▼第9話「黒の城の死闘」(The Watchers on the Wall)
「ゲーム・オブ・スローンズ」は、日本ではスター・チャンネルで2013年1月から放送され、第6シーズンからは日米同時放送された。ワーナーエンターテインメントジャパンからDVD&Blu-rayが発売。2016年2月18日、Huluが配信を開始。2017年からはAmazonビデオでも配信。なお、各シーズンの副題は日本独自につけられている。