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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ベイビー・ドライバー」(2017)

 
 
ベイビー・ドライバー」(原題: Baby Driver, 2017)を見た。MOVIXさいたまにて。英国のショーン・オブ・ザ・デッド」などの鬼才、  エドガー・ライト監督ハリウッド本格進出作となるクライム・アクション。
 
スタイリッシュなカーアクション映画であると当時に、最初から最後まで主人公がイヤホンで音楽を聴いており、様々な音楽が流れ音楽映画といってもいいほどだ。
 
名優とも怪優ともいっていいケヴィン・スペイシーが出ているので見たが・・・。
 「ドライブ」や「俺たちに明日はない」などのいいとこどりを狙ったのかわからないが、カーアクションとしては迫力もあり、ケヴィン・スペイシーも貫録たっぷりでよかったが、やや物足りなさを感じたのが主役の二人。
 
”ベイビー”を演じるアンセル・エルゴートと、ヒロイン・デボラを演じるリリー・ジェームズが新人のようだが、魅力に乏しく・・・。徹底したワルで狂犬のような短気な男を演じるジェイミー・フォックスなど脇役がよかっただけに残念。
 
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天才的なドライビング・センスを買われ、犯罪組織の“逃がし屋”として活躍する若きドライバー、“ベイビー”(アンセル・エルゴート)。そんな彼が最高のテクニックを発揮するための小道具は、完璧なプレイリストが揃っているiPodだった。
 
子供の頃の事故の後遺症で耳鳴りが激しい“ベイビー”だったが、音楽にノって外界から完璧に遮断されると耳鳴りは消え、イカれたドライバーへと覚醒する。

 
 
だがある日、運命の女性デボラ(リリー・ジェームズ)と出会った彼は、犯罪現場から足を洗うことを決意。ところが彼の才能を惜しむ組織のボス(ケヴィン・スペイシー)にデボラの存在を嗅ぎ付けられ、“ベイビー”は無謀な強盗に手を貸すことになる・・・(MovieWalker)
 
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銀行や郵便局などから金品の強盗を実行するグループを車で逃がし、黒幕のボスのところまで連れていくのが仕事のベイビー。
 
数年前にヒットした「ドライヴ」を彷彿とさせる。
一方で、ベイビーが恋人のデボラと車で走ってから、降りるとチンピラから”ボニーとクライドかよ”(Bonnie and Clydeは「俺たちに明日はない」に登場する主人公二人で、映画の原題)。
 
裏社会のボスを演じるケヴィン・スペイシーの学者然とした口調と存在感は圧巻。
 
 
ボスに多額の借金があることから完済までボスに利用され続けるベイビー。
完済が終わり、恋人が見つかりまともな仕事に就こうとしたところに、またもボスから仕事の連絡が。「ノー」といえば、恋人はどうなるか、と脅かされしぶしぶ最後の仕事に取り掛かるというわけだが・・・。
 
大物俳優であるケヴィン・スペイシージェイミー・フォックスが出演しているにもかかわらず、B級の域を出ない映画だった。かつて見た映画「バンディッツ」と似たような設定に感じた。あれも銀行強盗をしてメキシコに逃げる話だった。
 
アクション&音楽たっぷりのスタイリッシュで新タイプの映画ということは言えそうだ。
 
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