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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「アンダルシア 女神の報復」(2011)

 
アンダルシア 女神の報復」(2011)は、「アマルフィ 女神の報酬」(2009)で初登場し、TVドラマ「外交官 黒田康作」も製作された織田裕二扮する外交官・黒田康作が活躍するサスペンス・ミステリーの映画版第2弾。ヨーロッパの地方名と”女神の”XXというタイトルが覚えにくく、混同しそうだ。
 
アマルフィ」は、スケールも大きく見ごたえがあったが、「アンダルシア」は内容も出演者も魅力に乏しく、期待外れ。織田裕二の青島刑事(「踊る大捜査線」シリーズ)が終了し、新たに取り組んだ黒田外交官という役柄だが、プライベートを封印した謎の人物のようで、今一つキャラクターに魅力がないのが残念。ボンドのようなスマートさやユーモアも全くない人物では、引き込まれない。
 

 
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舞台は、イタリア(アマルフィ)から、フランス(パリ)、スペイン(アンダルシア)に移り、巨大な国際犯罪に立ち向かう主人公の運命を描く。世界有数の銀行が加担した”マネー・ロンダリング”(資金洗浄)の実態を警察と外務省が暴くというものだが、国の関係管轄省庁トップから、捜査打ち切りの指示が・・・。
 
共演は黒木メイサ伊藤英明戸田恵梨香のほか、福山雅治夏八木勲谷原章介大杉漣など脇役は豪華。監督は前作に引き続き西谷弘。
 

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スペイン北部に隣接する小国・アンドラで、日本人投資家・川島(谷原章介)の遺体が発見される。すぐさま外交官・黒田康作織田裕二)が現地へ飛ぶ。調査の過程で2人の事件関係者、第一発見者のビクトル銀行行員・新藤結花(黒木メイサ)と事件を担当するインターポール捜査官・神足誠(伊藤英明)と出会う黒田。
 
何かを隠しているような2人の言動に不審を抱き、事件が単なる物取りではないと睨んだ黒田は、やがて巨大な陰謀の核心へと迫っていくが・・・(Wikiより)
 
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日本映画だが、舞台はほとんどフランス・パリとスペインのロケ。
言語も、英語のほか、スペイン語、フランス語が飛び交う。
制作はフジテレビで、フランス、スペインなど海外の協力を得て撮影したようで、外国映画のサスペンスを見ているようだが、007シリーズのような緊張感やスリリングな展開に乏しい。
 
シリーズ完結篇だが、劇場映画としては、興行的に20億弱と前作の半分だったようだ。相当期待外れということか。「踊る大捜査線」シリーズのスピンアウト作品の「交渉人 真下正義」「容疑者 室井慎次」などのほうが、国内だけの撮影であってもはるかに面白い。 
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