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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ジャガーノート」(1974)


juggernaut trailer「ジャガーノート」予告編
 
 海洋サスペンス映画。
船のパニックもの映画では、「ポセイドン・アドベンチャー」(1972)が圧倒的な面白さだったが、この「ジャガーノート」(1974)は、ジャガーノートと名乗る人物から豪華客船に爆発物が仕掛けられたという電話があったことから、これを回避しようとする男たちの戦いを描いている。
 
25,000トンの豪華客船ブリタニック号は、華やかな見送りをうけサウザンプトン港を離れ、北大西洋へと乗り出して行った。
 
1,200人の船客は荒れ模様の天候に悩まされたが、サービス精神に溢れる余興係のクレイン(R・キニア)やハンサムなブルーネル船長(オマー・シャリフ)によって順調なすべり出しだったのだが・・・。
 
ブリタニック号が北大西洋の真中にさしかかった頃、船主のサバレン運輸の専務ポーター(I・ホルム)に電話がかかってきた。
 
ジャガーノートと名のる謎の男は、ブリタニックに時限爆弾を仕掛けたこと、明日の夜明けには船は木ッ葉みじんになることを告げ、50万ポンドを要求してきた。
 
夜明けの8時10分まで残すところは22時間しかない。
 
犯人の要求に対して政府、海軍、警察は、身代金を払わず、爆弾は爆薬処理班が処理する方針を打ちだし、ブリタニック号に妻子が乗っているマクレオド警視(アンソニー・ホプキンス)に捜査を命ずると同時に爆弾のオーソナリティ、ファロン中佐(リチャード・ハリス)、その部下チャーリー(デヴィッド・ヘミングス)をブリタニックに送り込んだが・・・(HPより)。

  
手に汗握る映画ではある。
薄氷を踏むような作業が緊張感を生む。
爆発まであと数分間というサスペンス。
」か「」かのケーブルのどちらかを切断しないと船は爆発する。
間違うと、これまた爆発するのである。
 
指令の人物の命令は「青」の線を切ることだったが、ファロンは、とっさの判断で
「赤」を切り、他の部下にも「赤だ! 赤を切れ」と命じた。
この判断は正しかった。ブリタニック号は無事に夜明けを迎え、目的地に向けて動き始めた・・・。

この映画のことを知ったのは映画「交渉人 真下正義」。
地下鉄乗っ取り犯が、ヒントに「ジャガーノート」を引用していたのだ。
交渉人は、相手との電話の間にパソコン・インターネットで、「ジャガーノート」を
「検索」確認、相手の意図を探る・・・。
 
今回は、ギドラキュラさんの企画(誕生日企画)での賞品として、DVD3枚の1枚で、見ることができた。(あとは「ドクトル・ジバゴ」(これも偶然オマー・シャリフの主演)と「グレートレース」)。
 
 
☆☆☆☆
 
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