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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「家政婦のミタ」(15)・・・「トウキョウソナタ」と共通する家族の再生テーマ。</span>


 
▼10月に放送が開始された「家政婦のミタ」。
きょう(21日)が最終回。10話すべてが視聴率20%以上を記録(第8話で、29.6%を記録、今年の全ドラマで最高視聴率)したが、明日の最終回は、30%をどれだけ上回るか期待したい。夜9時~「特別編」 同10:00~「最終回」。
 
初めから見なかったので、今更見てもと思っている人がいるかもしれない
 
タイトルを見て、あの市原悦子の「家政婦は見た」を想像してしまうのかもしれないが、全く違う。
 
このドラマは、「トウキョウソナタ」で描かれていたバラバラだった家族が、やがてあるきっかけを通して、まとまっていく兆しが見えたといった意味で、共通するところがあるように思った。どちらも、威厳を無くした父親が、子供たちから、バカにされる。しかし、親子の絆、兄弟の団結、成長ぶりなどが描かれていくところは似ている。
 
▼この秋最大のドラマで、未見の人も最終回だけでも見てほしい、高視聴率になる要素はいろいろあるが、最初は、鉄火面のようなロボット然とした家政婦だったが、もがき苦しむ家族に対して、自身の体験から、子供たち、家族の生き方、考えを改めさせるような名言・至言の数々が飛び出すのだ。
 
脚本の段階で、松嶋菜々子は、気に入って、取り組んだという。あとから考えると、松嶋しかいないということのようだったが、脚本家、監督は、裏話として、松嶋が(単なる)「スター」なのか「役者」なのかを見極めたかったのだという。
 
答えは、リハーサルの時に出たという。「成功」が約束された瞬間だった!
 
▼ダメ父を演じた長谷川博己は、先日テレビで出ていたが、監督が、長谷川を起用したのは、普段から「流されるような性格」だからだという。実像も、つかみどころのない”流されるような、ふわふわした”雰囲気だった。一方で183センチと長身で、階段から下りるところがかっこいいということで、実演したところ、女性陣から「きゃきゃあ」と騒がれていた。確かに、「続・夜の大捜査線」のシドニー・ポワチエのように、身のこなしがかっこいいと思えた(爆)。長谷川も、1月からのドラマ2本がすでに決定するほど、売れっ子になりつつある。
 
松嶋菜々子は、この当たり役を越えられるか、1月からの「ラッキーセブン」(月9)にも期待したい。
 
▼久々に登場の「チャッピー」、「家政婦のミタをかたくなに見ようとしない人たちに
見るように宣伝してくれ♪
(チャッピーは昨日、床屋に行ってきたので、さっぱり。)
 チャッピー
承知しました