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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">俳優:渡辺謙(本人のベスト3:「ラスト・サムライ」「硫黄島~」「インセプション」</span>

 
新作「シャンハイ」がまもなく公開される渡辺謙
(「シャンハイ」予告編:http://www.youtube.com/watch?v=a4lqwbEZ7zY 
 
ますます国際スターとしての地位を不動にしているが、かなり気さくな印象だ。
昨日、バラエティ番組に出演し、映画撮影の裏話などを語っていた。
 
”ハリウッドスター”ケン・ワタナベの誕生は、2003年公開の「ラスト・サムライ」。
この撮影は、1年がかりだったという(撮影期間は8カ月間)。外国映画に描かれる日本人は、不自然なケースがかつてはみられたが、「ラスト・サムライ」は、日本人出演者などの意見も取り入れられ、不自然さはなかったという。
 
渡辺謙によると「ラスト・サムライ」は、フィクションの部分が多いが、「硫黄島からの手紙」(クリント・イーストウッド監督)は、歴史的にも近く、史実に基づいているといい、この映画で失敗したら、日本映画には復帰できないだろうと、真剣に取り組んだという。撮影は、意外と短く33日間だったというから驚きだ。
 
この映画を通して、戦争というものを考えさせられたという。
「戦争は悪い」と言うのは当たり前で、口では言うが、戦争の恐ろしさなどは、身体で心底からの実感として訴えない限り伝わっていかないといった意味のことを語っていた。俳優という仕事を通して、すべてに真摯に取り組む姿が印象に残る。
 
蛇足だが、最近のCMで、ギターを弾いて、歌うシーンは、根っからのこだわりなどが垣間見え、ほとばしるものがある(爆)。
 
料理の腕前も大したもののようで、「インセプション」の雪山の撮影では、おにぎりを作って用意し、ディカプリオら共演者にふるまったら、喜ばれたという。中華、フレンチ、イタリアンも作るという。

 
インセプション」の脚本を読んだ時には、「夢の中の夢、そのまた夢」と理解しにくかったという。共演のディカプリオについては、まじめで熱心で、やんちゃなところもあるという。
 
外国映画に出演するにあたって、英語は・・・の質問で、映画は脚本通りで良いが、インタビューは何が飛び出すかわからないので、(マスコミ、取材用に)勉強したという。アメリカ人社会では、ユーモア・センスが大事。
 
ノーラン監督から「(インセプションで)ジェームス・ボンドのように演じてくれ」と言われて「ボンド・ガールはいないけど」と即答して、受けたという。こういう当意即妙の受け答えが会話では必要だ。
 
渡辺謙が選んだ、自身の出演作品ベスト3は・・・。
 
 
だった。
 
世界で通用する俳優も増えてきた。
ハリウッド俳優と対等に渡り合える日本の俳優・女優が多くなってきたのは頼もしい。”世界のミフネ”のあとは、”世界のワタナベ”か。(そういえば「3」の倍数の
世界のナベアツもいたが・・・爆)