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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「インセプション」(2010)</span>

 
インセプションは、「ダークナイト」で一気に世界で注目されたクリストファー・ノーラン監督が、オリジナル脚本で挑んだ、想像を超えるスタイリッシュな映像と迫力ある音楽ですばらしかった。ただ、内容は、やや難しかった。
 
夢なのか、現実なのか境界がわからなくなるほど、深層心理に迫った複雑さはあるが無重力状態の映像や、都市がたたみかけるように覆いかぶさってくるシーンや、スローモーション・シーンなど、これでもかという圧倒する映像美に驚かされる。
 
主役のレオナルド・ディカプリオは、ここ数年、「アビエーター」「ディパーテッド」など、それぞれの映画で、物に取りつかれたような、すさまじい演技をみせていて、30代半ばとは思えない、重厚な演技で迫っている。
 
クリストファー・ノーラン監督が「バットマン・ビギンズ」に出演した渡辺謙に電話で直接出演依頼し、即快諾したという渡辺謙が、ディカプリオに次ぐ重要な役柄で出演し、ハリウッド映画に溶け込んでいる。もはや、有名ハリウッドスターと互角のポジションを確立したと言えるかもしれない。長身でがっしりした体躯は、日本人離れしていて、見栄えもいい。
 
 
話は、コブ(レオナルド・ディカプリオ)が、人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むというもの。コブは、企業スパイの世界では、トップの腕前を誇っていたが、国際指名手配犯となって追われる立場にあった。ある日、コブの元にサイトー(渡辺謙)という会社社長からインセプションと呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む・・・。
 
映画が始まってしばらくは、内容が複雑でついて行くのが精いっぱいだった(笑)。油断すると、睡魔さえ忍び寄ってきた。しかし、後半になると、大音響の迫力ある音楽が、まるで007シリーズのように、たたみかける映像とともに、画面に展開され、目を見開かさせられた。
 
出演俳優では、マリオン・コティヤール(「NINE」)、エレン・ペイジ(「ジュノ」)などの女優陣に加えて、ベテランのマイケル・ケインが「バットマン・ビギンズ」などに引き続いて、ノーラン監督作品に出演して、脇を固めている。
 
 
大ヒットしているらしいが、映画の難解さから、一般受けがどうかというと、ややマイナスかもしれない。
 
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