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映画「ジャッカルの日」(原題:The Day of the Jackal、フレッド・ジンネマン監督、1973)

映画「ジャッカルの日」(原題:The Day of the Jackal, 1973年)は、フレデリック・フォーサイスの同名ベストセラー小説の映画化でスリリングだった。

 

暗殺に向けて用意周到に行われる準備とパリ警察の地道な捜査をリアリティあふれるタッチで描き、社会派サスペンス映画として、映画の歴史に名を残している。
ド・ゴール大統領は実際には暗殺されなかったが、映画のクライマックスは、緊迫感がみなぎって、手に汗握るドキドキ感があった。

ジャッカルというのは「暗殺者のコード・ネーム」で、当時35歳のエドワード・フォックスが演じて、代表作となった。
フォックスの演技は、終始クールで、暗殺者の雰囲気を見事に体現していた。ド・ゴールに照準を合わせて、銃口を構え、発砲するまでのリアルさは、ハラハラものだった。
サスペンス映画の醍醐味を十分に味わった映画で、名作の仲間入りを果たしている。
1960年代のフランスが舞台。
ド・ゴール政権に不満を持つ秘密軍事組織OASは、大統領暗殺を目論むが、ことごとく失敗に終わってしまう。そこでOASは最後の手段として、凄腕の殺し屋ジャッカル(エドワード・フォックス)にド・ゴール暗殺を依頼する。
この計画をいち早く察知したフランス警察のルベル警部(ミシェル・ロンスデール)はジャッカル暗殺計画に立ち向かうが、ジャッカルの照準は着実にド・ゴールを追いつめていくのだった。
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